19日に始まった芦田愛菜主演のフジテレビ系ドラマ「南田南弁護士は天才肌」で、タイトルバックのイラストアニメーションが、2024年度前期のNHK連続テレビ小説「虎に翼」と同じくシシヤマザキ氏の作品だと話題になっている。さらに、芦田演じる主人公の弁護士・南のキャリアルーツをたどると「虎に翼」に行き着く可能性も…。

 第1話、独自の着眼点と熱い法廷弁論で、夫への殺人未遂罪に問われた妻を傷害罪で執行猶予にとどめる可能性を高めた新人弁護士の南。ラストの場面、父の誠(角田晃広)が営むおむすび店を所属法律事務所代表の広川(平岩紙)が訪れたところで終わった。

「お久しぶり」と声をかけた広川に、誠は何も言えずに困惑の様子。ワケありげなこの場面、広川が南の母親かと思わせるが、ドラマ冒頭で母は南が1歳の頃に他界したと誠が明かしている。幼少期の南は、誠が話しかけても全く反応を示さなかった。4歳のある日、誠が隣人から言いがかりをつけられ殴られると、耳をふさいでいた南は「傷害罪。人の身体を傷害した者は、10年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する」と言いだした。

 南が突然しゃべったことに驚いた誠は、六法全書を手に「これか?」と問いかけた。そんな〝学習〟から弁護士への道が始まったようだが、誠と六法全書のつながりは不明。六法全書は「一家に1冊」というほど常備必須とは考えにくく、なぜ自宅にあったのか謎が残った。

 南は広川が目をつけ採用した。広川が履歴書に記載の住所に目をやる場面があり、疎遠だった誠に会うために足を運んだとみられる。誠の手元に六法全書があったのは、広川との関係が影響している可能性があることをうかがわせる。

 広川を演じる平岩といえば、「虎に翼」で主人公・寅子(伊藤沙莉)とともに法律を学ぶ明律大学女子部生の最年長・梅子役だった。すでに弁護士の夫がいたが、女性がひとりの人間とみなされない家庭に耐えられず、離婚と息子の親権確保のため法律を学ぶ。結局、夫とは死別した。

 梅子が仲間のために握った、小ぶりで丸々とした独特のおにぎりも話題になった。誠が作る「南田南セット」の塩むすびも小さめ。「法とおむすび」で「虎に翼」とつながる広川は何者なのか。誠が妻との死別時期を、南の「1歳頃」とあいまいに話したことも不可解ではある…。