フリーアナウンサーの宮根誠司(63)が19日、熊本県益城町の町立飯野小学校体育館で行われた、熊本地震から10年復興記念プロジェクト「DRAGONGATE復興支援 PRO‐WRESTLING」に参加した。試合前後にマイクを握り、被災地への思いを語るとともに、観戦に訪れた子供たちにエールを送った。

 宮根は20年間にわたって司会を務めた「情報ライブ ミヤネ屋」が今月2日に終了。これまで同番組や「Mr.サンデー」で熊本地震を報じてきたものの、現地を訪れる機会はなかった。今回、ドラゴンゲートの堀口元気から誘いを受け、参加を決めた。平日昼間の時間ができたこともあり、「まず益城町の現状を見せていただきたい」と話した。

 大会前の取材では「街の皆さんの様子も見たい」と語り、「プロレスも僕は大好きなんで、皆さんに楽しんでいただけたら。微力ですけどご協力できたら」と復興支援への思いを明かした。

ゴングを鳴らす誕生日の子供に拍手する宮根誠司(右)
ゴングを鳴らす誕生日の子供に拍手する宮根誠司(右)

 宮根は2011年の東日本大震災後にも、プロレスラーの大谷晋二郎から誘われ、宮城県石巻市で復興支援プロレスに参加した経験がある。プロレスの魅力について「一瞬でも何もかも忘れさせてくれて、声援したりブーイングしたりできる」と説明。被災地の人たちにプロレスを楽しんでもらいたいという思いは、今回も変わらない。

 試合前にはリング上で観客にあいさつ。復旧・復興にはまだ長い道のりがあると語り、プロレスを楽しんで明日への活力にしてほしいと呼びかけた。最後は「盛り上がれ、益城町!」と声を張り上げた。

 大会では全3試合が行われ、宮根はリングサイドから解説。メインイベントのタッグマッチでは、堀口が登場すると、子供たちから「HAGE!」コールが沸き起こった。kzy&堀口組と箕浦康太&吉岡勇紀組が対戦し、吉岡が堀口にハイフライフローを決めて8分11秒に3カウントを奪った。

 大会終了後、宮根は再びマイクを握った。「2度の大きな地震を皆さん経験されて大変だと思いますけれども、子供たちがこんなに元気だっていうので、逆に我々も勇気と元気をもらいました」と感謝。「未来の子供たちが益城町を立派な立派な街にしてくれると今日は確信いたしました」と語り、「みんな頑張っていこうね」と呼びかけた。