7年ぶりに芸能界に復帰したグラビアアイドルの林未珠(はやし・みじゅ=28)の主演映画「THE COVER GIRL」が12月5日から東京・新宿のK’s cinemaで公開される。実の母との衝撃体験を基に生まれた作品だ。このほど小林勇貴監督と取材に応じ、映画では描かれなかった衝撃のエピソードを次々と明かした。
林が演じるのは、有名雑誌の表紙に抜てきされた新人グラビアアイドル・ゆりな。そこに、絶縁したはずの母親が現れる。母親がマネジャーとして仕事に介入し始めたことで、ゆりなの人生が狂い始めるというストーリーだ。
林は「本当に母から逃れられない。呪縛から逃れられないっていう救いどころがあんまりない映画になってます」と苦笑いしながら紹介した。
学生時代から女優、グラビアで活躍し、“毒親”の存在に悩まされた林の実体験を映画に昇華した。
小林監督が林から綿密にヒアリングし、グラビア撮影会にも顔を出して取材。小林監督は「グラビアを描くにあたってフェミニストの方にも話を聞きました。グラビア自体に思うところがあった方のようで、めちゃめちゃ怒られたりしましたね」と頭をかいた。
母親の影響もあり、一時芸能界から距離を置いていた林。復帰は実に7年ぶりだ。いきなり主演だったためプレッシャーはかなりのものだった。
「主演なんて昔もやったことないし不安で不安でしょうがなくて。自分を追い込まなきゃと。監督とは10年来の仲なんですけど、それに甘えちゃいけないと決めてバチバチでやりました。ケンカもしましたね」と振り返った。
主人公が誰にも頼れない孤独な役どころゆえの役作りだ。覚悟を持って作品に挑んだ林を小林監督はこう絶賛する。
「振り切った演技をする場面でちゃんとやり切ってくれた。とても信頼できる俳優だなと感じました」
作中でも林の体験を基に母親の毒親っぷりが遺憾なく表現されるが、まだまだ苛烈なエピソードが眠っている。
「中学生の時には制服をベランダから投げ捨てられたこともありましたね。私が年齢を重ねてどんどん女性らしくなっていくことが許せなかったみたいで、『何をそんなに女ぶってんの』みたいな。女から女への嫉妬心ですかね。最終的には手も出るようになって、ドラマの現場に泣き腫らした顔であざだらけ傷だらけで行ってしまってスタッフさんに心配をかけたので、一回離れなければと思って家を出ました」
20歳で家を出てもしばらくは母からの執拗な嫌がらせが続いた。
「最初は鬼のように電話がかかってきたりとか、私の引っ越し先の住所を特定されて、SNSに住所を書かれたり。『乗り込まれたくないだろ』とか、『整形女』って書かれたりとか。お母さんから誹謗中傷を受けました。お金も全部管理されていて、家を出たら口座から全額抜かれてましたね」
現在は完全に絶縁状態だ。母親と再度距離を縮めることはないというが、この映画をあえて母親にも鑑賞してほしいと話す。
「絶縁してますけど、私今こんな頑張ってるよっていうのも普通に伝わればいいかなとは思ってます」と率直に吐露。「毒親だったりモラハラに悩んだりしている人もいると思うんですけど、ちゃんと強く生きるんだよって、私自身の経験からも伝わったらいいなって思います」と語った。
☆はやし・みじゅ 1998年4月18日生まれ。東京都出身。学生時代から芸能活動を行うも、一時引退。2025年に復帰した。26年5月に初写真集「富士山」を発売。不動産会社の正社員としても働いている。趣味はサウナ・お酒・ゴルフ。













