人気バンド「サザンオールスターズ」ベース・関口和之(70)の個人会社による税務申告漏れは、タレントの会社経営の〝スキ〟を浮き彫りにしたといわれている。ボーカル・桑田佳祐(70)の言葉を借用すれば、「世間知らず」の危うさだ。
関口が代表を務める個人会社が2023年9月期までの3年間で約5億8000万円の申告漏れを東京国税局から指摘されていたことが4日、明るみに出た。
同社は21年2月、当時顧問だった税理士法人側が用意した会社の株を5億8800万円で取得。資産が大幅に減って価値が下がった株を150万円で関口個人に売却した。取得額との差額5億8650万円を損失として計上し、法人所得を圧縮。それ以降も納税額を引き下げた。税負担を不当に軽減させる〝節税スキーム〟だ。これを税理士法人側は関口の個人会社以外に、少なくとも数十社に紹介したことが確認された。
関口は4日、個人会社の公式サイトで謝罪声明を発表。その中でポイントだったのは、節税スキームは「当時の顧問税理士から、適法な取引であるとの説明とともに提案を受けた」と明かした点だ。ところが、東京国税局から申告漏れを指摘されたため「当該税理士及びその税理士法人との契約は既に解除しました」という。音楽関係者の話。
「関口さんの個人会社の歴史は古いです。サザンのヒット曲『真夏の果実』がリリースされた1990年、設立されました。関口さんが96年、都内で、大好きなウクレレを取り扱うショップを開店したのと同時に、個人会社の事業も拡張。設立から一貫して、おしどり夫婦で知られる妻との家族経営です」
ここにスキがあったという。
「家族経営はややもすれば〝閉鎖的〟になりがち。関口さんは当時の顧問税理士の節税スキームの提案を、深く考えないで受け入れたとみられています」(前出関係者)
桑田は10日深夜放送のJFN系ラジオ「桑田佳祐のやさしい夜遊び」で、関口に話を聞いたとした上で「〝かわいそうだな、関口〟というのはあります」と同情を示した。自身にとって関口は「一番古い友達」。青山学院大の同期でもある。一方、会社代表としての資質はとがめ「経営者としても世間知らずだ」と責めた。
〝勉強代〟は高くついた。












