ボクシングのWBA世界フェザー級3位・亀田和毅(TMK)が世界3階級制覇に向けて追い風を受けている。
米ラスベガスで開催される同級タイトルマッチ(17日=日本時間18日)の前日計量が16日(同17日)に行われ、挑戦者の和毅は一発でパス。一方で、王者ブランドン・フィゲロア(米国)はまさかの計量失格で、王座をはく奪される事態となった。試合は和毅が勝てば王座獲得、フィゲロアが勝っても王座は空位の条件下で行われる。
米専門メディア「BOXINGNEWS24/7」は「フィゲロア、亀田戦を前にWBA王座を失う」と題する記事を掲載。「(フェザー級転向を視野に入れる)井上尚弥と戦う夢をつなぐには、このWBAのベルトを保持していることが必要だった」「フィゲロアは、わずか1ポンド半(約680グラム)の体重超過によって、何千万ドル(数十億円)規模になり得た大きなチャンスを自ら焼き捨てたようなものだ」と王者の大失態を皮肉った。
また、記事ではフィゲロアが準備期間中に太もも裏側(ハムストリングス)を負傷したとの情報に着目。「負傷の深刻さは明らかになっていないが、絶え間ない前進圧力と強い足腰を武器とするフィゲロアにとって、このアクシデントが調整不足につながった可能性がある。亀田にとっては、機動力の低下を突き、距離を支配し、外側からフィゲロアをいら立たせる好機となる」との見方を示した。
その上で「試合そのものは依然として激しい内容になりそうだが、フィゲロアはすでに不利を背負ってリングに上がることになった。土曜の夜は、もはや王座防衛戦ではない。ダメージコントロールの一夜である」と指摘。〝元王者〟はモチベーションの低下と負傷による調整不足という〝二重のハンデ〟を背負って戦うことになった。
和毅が王座を獲得すれば、井上尚弥(大橋)がフェザー級に転向した場合に王者として待ち受けることになるが…。勝負の行方に注目が集まる。












