ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)とWBA世界バンタム級スーパー王者ジェシー〝バム〟ロドリゲス(米国)によるスーパーマッチの実現が不透明な状況となる中、バム側の煮え切らない対応に海外のメディアもいら立ちを募らせている。
井上とバムを巡っては来年2月か3月の対戦が計画されていたが、バム陣営は12月にWBO同級王者クリスチャン・メディナ(メキシコ)との統一戦を画策。一方で、井上がフェザー級の準備開始を表明したことで、実現は不透明な状況となっている。
米専門メディア「BOXINGNEWS24」はバム陣営が12月のメディナ戦を経て、3月に井上戦に臨む青写真を疑問視。「その見通しはメディナ戦を理想的な形で終えられることが前提になる。カット、拳の負傷、あるいは予想以上に消耗の激しい試合になれば、ロドリゲスは回復にさらに時間を必要とする可能性が高い。つまり井上は、まずもう1試合を無事に切り抜けなければならない相手に、自らのスケジュールを委ねる形になってしまう」と指摘した。
続けて「井上はすでに、いずれフェザー級へ上げることも視野に入れている。ロドリゲスが118ポンド(バンタム級)での活動を終えるのをただ待つというのは、日本のスターにとってあまり合理的には見えない」と記した。
その上で「バムは実際にリスクを取って井上と戦うというより、井上に挑戦を呼びかけて名声を得たいだけの人物のようにも映る」とバッサリ。
さらに「ボクシング界で最大級のパウンド・フォー・パウンドのスターと同じリングに上がる機会を得たなら、選手は他の全てを後回しにするものだ。絶対王者に対して、順番待ちをして春まで待ってくれとは普通言わない。しかもその理由がメディナ戦が予定に入っているからというのでは、なおさら納得しにくい。メディナ相手にベルトを取るだけの試合は、ロドリゲスの評価を大きく押し上げるわけでもなく、得られる金額もわずかにすぎず、ファンが重視する成果にもつながりにくい」と斬り捨てた。












