“女芸人マニア”として知られているお笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」の新道竜巳が、これから“馬鹿売れ”しそうな女芸人を紹介するこの連載。今回は、国家公務員とIT企業の営業からお笑い芸人に転身した、異色の経歴を持つ女性コンビを紹介する――。
【プロフィル】
コンビ名‥ともだちパンチ
所属事務所‥プロダクション人力舎
養成所‥スクールJCA33期
結成‥2025年5月1日
写真左‥つっちゃん
生年月日‥1999年9月10日
写真右‥菅谷
生年月日‥2000年11月30日
ネタ、トーク、立ち回り、愛嬌、人柄、声量…。何でもやり過ぎることなく、力が入り過ぎず、とはいえ、いいレベルでの力は入っている。前に出過ぎることはないけど、若手としてちょうどいい感じで自然と前に出てくる。正統派コント師でしっかりとネタをやり、奇抜さを無理に演出せず一つひとつこなしていく。総合力が高く、時間とともに着実に腕をつけていく期待のコンビです。
芸人としては2人とも異色の経歴なので、話を聞いてみました。
――お笑いを始める前は何を?
菅谷「国家公務員を4年ほどと、調剤薬局の薬局事務を半年くらい」
つっちゃん「大学を卒業後、IT企業の営業をやっていました!」
――お笑いを始めたきっかけは
菅谷「ひと言で言うと『急に思い立った』。国家公務員として働いていたが、いろいろあって病んでしまい、転職しました。その後、やっぱり公務員が性に合っていた気がして、公務員への転職を考えていたら、ふとお笑いの養成所に入ってみようかなと思い立ち、今に至ります。養成所は1年だけなので、芽が出ず事務所に所属できなかったら、また公務員になろうと思って入りました」
つっちゃん「バリバリのキャリアウーマンになりたくて会社に入ったが、『なんか違うな~』と思ってからモチベーションの低下が著しく、嫌になって会社を辞めました。辞めてすぐのM―1グランプリでヨネダ2000さんの餠つきのネタを見て自分も無性に人前に出たくなり、芸人になろうと決めました!」
――影響されたお笑い番組、芸人は
菅谷「2021年のキングオブコント決勝。芸人を志す前も後も何回も見ています。特に事務所の先輩、ザ・マミィさんのネタにかなり影響を受けた気がします。芸人はマユリカさん。実は薬局で一緒に働いていた薬剤師さんの小学校の同級生がマユリカさんで、薬局で働いていた年にマユリカさんがM―1決勝に出た。芸人が売れていく姿を勝手に身近に感じ、養成所に入る決断のひと押しになりました」
つっちゃん「お笑いを初めて見た『リチャードホール』(フジテレビ系)というコント番組! 当時私は小学校低学年で放送時間が23時でしたが、次の日が土曜だったので、両親もなんだかんだ見るのを許してくれていました。私の低身長(146センチ)の原点も絶対ここだと思います」
――趣味は
菅谷「洋画のコメディー映画観賞。博物館や美術館に行くのも好き」
つっちゃん「編み物とお出かけ! 編み物は持ち運んで公園やカフェでやったり。お出かけは商店街での食べ歩きと裁判傍聴がお気に入り」
――今後の目標は
菅谷「目標はありますが口に出したくないタイプ、と言いつつ、いつか単独公演をやりたい。とにかく面白いネタをずっとやれたら。あと、つっちゃんにいい感じに活躍してもらいたい。変な子なのでバラエティーとかに出てテレビスターになったらいいですね! 私は家でネタ考えながら、つっちゃんが出るテレビを見てニヤニヤしたい」
つっちゃん「テレビに出たいのはもちろん、YouTubeの『レインボー ジャンボたかおの食うチャンネル』に出たい! ジャンボたかおさんのお母さまが作る名物のエビチリがおいしそう過ぎる。食べるまで芸人は辞められません。売れて実家にお招きいただきたいです!」
近い将来この2人がMCをする番組が見られるかも…。そんな活躍を期待してしまいます。
☆しんどう・たつみ 1977年4月15日生まれ、千葉県出身、本名・濱島英治郎。平井“ファラオ”光と組む「馬鹿よ貴方は」として「THE MANZAI」「M―1グランプリ」で決勝進出を果たした実力派。緻密なネタ作りに定評がある一方、女芸人ナンバーワン決定戦「THE W」では、予選会場に足しげく通い、ほとんどの出場者のネタを見るほどの“女芸人マニア”。












