中国が米国に貸与するジャイアントパンダの「平平(ピンピン)」と「福双(フーシュアン)」が27日、ジョージア州アトランタに到着した。約1か月間の隔離期間を経て、一般公開される予定となっている。これに先立ち、中国国営新華社通信が2頭の個性を詳報した。

 ピンピンは雄で、2020年3月17日生まれ。目の周りの黒い模様が大きく濃いため、見分けやすい。がっしりとした体格ながら動きは機敏で、特に木登りが得意。木の枝分かれした場所でよく休んでいる。

 フーシュアンは雌で、2020年10月18日生まれ。頭頂部にはふわふわした毛が少し生えており、額は丸みを帯びて、わずかに前へ張り出している。丸々とした外見で反応も素早い。特に食べ物を探す能力に優れ、飼育員が隠して配置した「エンリッチメント(動物の行動を豊かにするための工夫)」用の餌を素早く見つけ出すことができる。

 輸送の安全性と快適性を確保するため、中国側のチームは詳細な輸送計画を策定。新鮮なタケノコや竹、リンゴ、緊急用の医薬品を十分に用意した。また、2頭には事前に輸送環境に慣れるための訓練を行い、緊張やストレスの軽減を図った。

 飛行中は機内の温度と湿度を、パンダが快適に過ごせる範囲に保った。米国側の経験豊富な獣医師と飼育員も2頭と同じ便で米国へ向かい、健康状態をリアルタイムで観察しながら、食事や健康管理を行った。