枕営業の強要被害を告発し大きな注目を集めている歌手・タレントの叶望立夏(かのん・りっか)が15日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。告発に至るまでの葛藤と、今後の活動に向けた強い意志を明かした。

 叶望はSNSなどで、過去に数十回にわたりテレビ番組やCM関係者らから枕営業を強要されていた被害を告発。フリーランスや立場の弱い芸能関係者への啓発と被害防止を訴え、波紋を呼んでいた。告発に多くの応援が寄せられた一方、「実名を公表すべきだ」といった心ないコメントやダイレクトメッセージが多数届く事態に発展。これに対し、叶望は「エンタメじゃない。弱い立場の人間を守るための発信」と自身の立ち位置を強調。「現時点ではXに実名を挙げるつもりはありません」と毅然とした対応を示していた。

 今回投稿したXで、告発した経緯と心境を詳細に吐露。「こういうことを告発すると仕事が来なくなるんじゃないか?と心配されたり、イメージが悪くなるんじゃないか?とも考えた」と明かしつつも、「すべて承知の上、腹をくくっての発信」と不退転の決意を表明。

 自身が影響を受けた少年アニメのヒーローを引き合いに出し、「デメリットを背負いたくないからと口をつぐむこともできたけど、それは私が理想とするヒーローじゃない。沢山の夢見る女の子が今この時も被害に遭い、言いたくても言えない現状。誰かが声をあげることでそうした被害がぐっと減るなら、人のためになる行動をしようと思った」と、告発に至った背景と信念を語った。

 また、告発によって自身のキャリアを諦めたわけではないとも主張。「自分の正義と信念をまっすぐ貫いた先で、私は必ず夢を叶えてみせる」と力強く宣言。過酷な経験を音楽表現へと昇華させてきたプロセスにも触れ、「誰にも相談できない辛い体験は歌詞に書き、曲にすることで自身を奮い立たせ乗り越えてきた」「音楽があったから乗り越えられた試練。いつか私の歌や曲は、沢山の人の背中を押せる日が来る。そう信じてこの先も活動を続けていく」と締めくくった。