落語家の桂塩鯛が31日、大阪市内で行われた「桂塩鯛独演会」(10月12日=大阪・サンケイホールブリーゼ)の取材会に出席した。

 同公演は、18回目となる塩鯛の独演会だ。演目は、桂南光に教えを乞うた「ちりとてちん」、桂枝雀との思い出が詰まった「船弁慶」、桂米朝に教わった「抜け雀」を披露する。

 今回のネタについて聞かれた塩鯛は「若いころ、ラジオやテレビでリポーターとかやってたから、枝雀師匠に目を付けられてた。(枝雀に)『今、何勉強してんの』と聞かれ、たまたま胴乱の幸助を勉強してたから答えられたけど、何もやってませんと答えてたら、どんな目にあってたか…」と身震いしてみせ、笑わせた。

 さらに枝雀にネタを教わった時を振り返り「あれこれ言う人じゃない。ちゃんと筋立てて話している分には細かいことは言わなかった」と話し、「米朝師匠はそうじゃない。どうでもいいことを言う」とぼやいていた。

 昨年、古希(70歳)を迎えたが「昨年3月に17日間入院したんです。下腹部に水が(5キロほど)たまって、信楽のたぬきみたいになった。あの時はちょっとまいりました。誰にも見せられないと思った。(桂)米紫くんと嫁さんには見せたけどね」と笑い飛ばした。

 今年は師匠・桂ざこばさんの三回忌だった。「ざこば師匠は76歳で亡くなられてるんです。今の目標は師匠より1日でも長生きすること。それが師匠に対しての恩返しと思ってます」とほほえんだ。

 塩鯛といえば無類の野球好きで有名だが「日本の野球よりメジャーリーグの方を大体見てます。行けるものなら米ボストンにまた行きたい」と熱く語った。