気になる若手オートレーサーをロッカーで直撃する「渚のオートにまつわるエトセトラ~ロッカー便り~」――。今回の新人選手インタビューは伊勢崎オート所属39期の阿部優美選手(21)です。16歳から夢を追い続けた強い思いや師匠レーサーとのお話など語っていただきました。

 渚 デビューして半年ほど経過しました。変わった点はありますか?

 阿部 気持ち面はまだ緊張もしますが、レースではコースを少し大きく走れるようになりました。まだまだですが、オートレースが楽しいです!!

 渚 2月15日に初勝利。レースを振り返ってみていかがですか?

 阿部 滑らせてしまうし、後半ペースも落ちてしまったりで納得のいくレースではなかった。エンジンが良かったです。

 渚 それでも、デビューから1か月で初勝利。素晴らしいと思います!師匠や同期の皆さまから何か言われましたか?

 阿部 師匠からは「とりあえずホッとしたね。おめでとう」と…。グループの皆さまや同期も「おめでとう」って言ってくださいました。

 渚 オートレースとの出会いは?

 阿部 きっかけは中学3年生の時でした。伊勢崎オート付近のホームセンターに行った時にバイクの音を聞いて来場したんです。

 渚 バイクは身近な存在でしたか?

 阿部 バイクは身近ではなかったのですが、祖父と父が4輪のレーサーだったのでレースは身近にありました。

 渚 レーサー家系だったんですね。オートレーサーになろうと思ったのはいつ頃ですか?

 阿部 初めて見た時から気付いたらオートレーサーになりたいと思っていました。中学卒業後の16歳から試験を受けていました!

 渚 16歳からということは…

 阿部 4回目にしてやっとの思いで合格しました!!

 渚 4回目での合格。その間、別の道に進もうという気持ちにはなりませんでしたか?

 阿部 全くなかったです! 絶対にオートレーサーになりたかったので!!

 渚 その強い思いが実を結んで今があるわけですね。

 阿部 はい! 夢にまでみたオートレーサーです。今でもロッカーにいる時、まだ夢なんじゃないかって思う時があります(笑い)。頑張って良かったです。

 渚 師匠は金山周平選手。どんな師匠ですか?

 阿部 本当に優しくて、いつも笑顔です。

 渚 どういったアドバイスを?

 阿部 私が不器用なこともあり、できていないところは言葉ではなく2級車の予備車を作って一緒に走って教えてくださいます。

 渚 2級車を師匠自ら作って指導してくれるんですね。

 阿部 そうなんです。とても熱心に教えてくださっています。

 渚 師匠以外で一緒に整備する選手は?

 阿部 グループが同じ矢内昌木選手に見ていただくことも多いです。

 渚 阿部選手が初勝利した時のスリーショットを拝見しました!!

 阿部 あの日は師匠と矢内選手も1着だったので余計にうれしかったです。良い思い出です。

 渚 オートレーサーとしての目標は?

 阿部 SGで優出できる選手になることです。

 渚 ファンの皆様に向けてメッセージをお願いします。

 阿部 いつも応援ありがとうございます。なかなか思うように結果が出せずにいますが、これからも精一杯、頑張りますので応援よろしくお願いします。

【取材を終えて…】4度目の挑戦でオートレーサーの夢を叶えた阿部選手。彼女の「頑張って良かった」と語る笑顔からは何度落ちても諦めなかったオートレースへの強い思いを感じました。その思いに応えるように師匠の金山選手が自ら作った2級車に乗り伴走しながらの指導。オートレーサーの師弟の絆に美しささえ覚えました。8月9日には2勝目も挙げるなど着々と前に進んでいます。夢を追い続け、オートレースへの強い思いを持った阿部選手が師匠とともにこれからどんな成長を遂げ、どんなレーサーになるのか。見守りつつ応援したくなる選手でした。