気になる若手オートレーサーをロッカーで直撃する「渚のオートにまつわるエトセトラ~ロッカー便り~」――。今回の新人選手インタビューはバイク未経験ながら高校卒業のタイミングで合格。オートレーサーには珍しい高身長(179・9センチ)で厳しい体重管理と戦いながら走る山陽オート所属39期・国本一選手(20)です。
渚 今年1月26日に山陽でデビュー。初出走の試走と本番レースは緊張しましたか?
国本 試走前はかなり緊張しました。普段、練習でのタイムよりだいぶ遅かったので…。「あ、ダメだ」ってなった瞬間不思議と緊張はなくなりました。本番ではスタートを失敗して第1コーナーで5、6人に抜かれてレースにならなかったです。
渚 ほろ苦いデビュー戦でしたね。でも、3月2日に地元開催のレースで初勝利を飾りました! 湿走路での1着となりましたが、試走の手応えはありましたか?
国本 雨の方が感じよく走れるので晴れの良走路と比べたらまだ戦えるかな?と思いました。とりあえず1勝できてホッとしました。
渚 師匠の矢野正剛選手には何か言われましたか?
国本 その日の補充参戦でいらしたので夜におめでとうって言ってくださいました。
渚 師匠からのおめでとうはうれしいですね! では、オートレーサーになる前のお話を聞かせください。デビュー直前の高校時代は何をしていましたか?
国本 高校で陸上競技をしていました。専門は中距離です。
渚 私も陸上競技をしていたので分かるのですが、一番きつい競技ですね…。中距離は最後の最後まで全力なので相当しんどいと思います。
国本 よくそう言われるのですが、どの距離もしんどいのであまり感じなかったです。最後は我慢比べですね(笑い)。
渚 オートレーサーを目指したきっかけは?
国本 幼稚園の頃から父に連れられて山陽オートを見に行っていたので物心ついた時にはオートレーサーが夢でした。
渚 印象に残っているレースはありますか?
国本 有吉選手が優勝された2018年の山陽GI平成チャンピオンカップです。現地で観戦していてしびれました。カッコ良くて、いまだに覚えているレースです。
渚 オートレーサーになりたいと伝えた時、お父さまはどんな反応でした?
国本 父もオートレーサーを目指していた人なので喜んでくれました。
渚 デビューしてからのご両親の反応は?
国本 とても応援してくれてます。
渚 矢野選手はどんな師匠ですか?
国本 バイクのことはもちろんですが、僕は高校卒業してすぐオートレーサーになったのでバイトの経験がないんです。社会人として大事なことだったり、ロッカーの過ごし方や先輩方の手伝いなども教えていただいてます。
渚 先日、37期の田中崇太選手との写真をSNSで拝見しました。とても雰囲気が良さそうでした。
国本 とても良い先輩です。デビュー前に田中崇太選手と話す機会があって「試験受かるといいね。楽しみにしてる」と言ってくださいました。今は同じ整備グループなのでうれしいです。
渚 身近な目標は?
国本 晴れでの1着と、苦手意識のあるスタートの克服です。
渚 オートレーサーとしての大きな目標は?
国本 あまり高望みしないタイプなのでいつかは最重ハンで走る選手になれるといいなと思ってます。結果ばかりを求めてしまうとうまくいかないので着実に自分自身との戦いです。
渚 最後にファンの皆さまに向けてメッセージをお願いします。
国本 一走一走、頑張ります。ぜひ応援よろしくお願いします。
【取材を終えて…】誰よりも体重管理と戦っている国本選手。常に自分自身と向き合い、時間を着実に目標に向けて歩んでいる印象を受けました。デビュー後、すぐの大活躍ではないかもしれませんが、努力されているその姿を見てとても応援したくなる選手でした。












