性加害事案が判明したロックバンド「GEZAN」のボーカル、マヒトゥ・ザ・ピーポーの謝罪ポストに衝撃が走っている。
GEZANは2009年に大阪で結成されたバンドで、現在はマヒトゥ・ザ・ピーポー(ボーカル&ギター)、イーグル・タカ(ギター&バグパイプ)、ヤクモア(ベース)、石原カルロス(ドラムス)の4人で活動。UAや木村カエラ、小泉今日子らへ楽曲を提供している。
29日、バンドはマヒトゥの性加害事案により活動休止を表明。同日、マヒトゥも自身のXを更新し、謝罪声明を公表した。
【お読みになる前に】から始まる文章は1700文字超。そこにはことの経緯が詳細につづられている。これによると、トラブルが発生したのは5月下旬。「被害者が正常な判断や自由な意思決定が困難な泥酔状態の中、わたしの高圧的な態度や相手との力関係の不均衡さによって被害者が自由な意思で同意できる状態ではないにもかかわらず性行為を行いました。これは不同意性交にあたる行為でした」
これにより被害者はPTSDや裂傷など、心身に大きなキズを負った。
その後、マヒトゥは被害者の申告に「気付かなかった」「認識がなかった」と繰り返し伝え、ことの重大さを直視せず。マヒトゥは「その背景には、ジェンダーや性暴力に対する無理解に加え、相手を一人の対等な主体として尊重せず、自分の欲求や認識を優先する女性蔑視的な価値観が根深くありました」「また、自分の社会的立場や影響力、相手との力関係の不平等さを軽視し、その力を利用する形で支配的な関係をつくり、一方的な性行為に及びました」と述べている。
さらに「今回の件に限らず、これまでわたしは相手を対等な人格として尊重せず、自分の欲求や都合を優先し、性的対象として扱うような行為を繰り返してきました。その暴力性が常態化していたことを認めます」と過去にも類似のケースがあったと告白。その上で「自分の無自覚な暴力性を理解し始めた今、他にも被害者がいることを認識しています。わたしが行ってきた性暴力によって傷ついたすべての方に、この場を借りて謝罪させてください。本当に申し訳ありません」と謝罪した。
音楽活動は当面自粛。自身は「性暴力加害者プログラムへの参加を含め、専門家の支援を受けながら継続的に学び、再発防止に取り組みます。二度と同じことを繰り返さないために、自分の認識の歪みと向き合い、全ての責任から逃げません」と誓った。
その上で被害者の特定や誹謗中傷、詮索や憶測による情報の流布で二次加害が起きないよう呼びかけ。マヒトゥは「この声明によって被害者の苦しみがなくなることはありません。だからこそ、わたしはこの先も自らの責任から目を背けることなく、加害の事実と向き合い続けます。そして、二度と誰かの尊厳や自己決定権を侵害することのないよう、学びと再発防止に取り組み続けます」としている。












