【今週の秘蔵フォト】1970年代に活躍したアイドルの松本ちえこは76年に入浴剤バスボンのCMで一躍人気者となった。CMの「バスボンのうた」が話題となり「♪まんまる顔の女のコは いいツマになれるって 私ってなれそう? ね、バスボン」という入浴中の笑顔に一発でKOされた方も多いはずだ。同年には「恋人試験」がオリコン5位を記録し、初のヒット曲となる。

バスボンCMで人気者となった松本ちえこ(79年)
バスボンCMで人気者となった松本ちえこ(79年)

 79年10月31日付本紙には20歳の誕生日を翌月に控えた松本のインタビューが掲載されている。16歳の時から4年間、事務所に内緒で私生活を撮り続けてきた写真の展覧会を東京・原宿で11月に開催する直前のインタビューだった。

 デビュー時のあどけない表情はすっかり大人になっていた。「芸能界に入って変わったことは…お金の感覚ね。私の友達なんか1万円貸した貸さないでモメているの。確かに普通の女の子なら1万円稼ぐのは大変なのよね。何、1万円ぐらいという気持ちになっちゃうの。ダメですね」と笑顔を見せた。

 お小遣いは「月に10万円ぐらい。みんな洋服に使っちゃうわ。お酒? バカねえ。お酒もタバコもやるけど、まだ正式には19歳だから飲みますって言えないじゃないですか」とアイドルらしからぬ発言も飛び出した。

 さらには「許されるのは男だけ。でも今は誰もいないの。今一番欲しいのは納得いく仕事。いつまでも可愛い子ちゃんじゃいられないでしょう」とすっかり大人びた言葉も印象的だった。この年の12月にはヌードグラビアも発表してファンを驚かせ「まんまる顔の女のコ」は立派な「大人の女」となった。