俳優の佐藤二朗(57)と女優・橋本愛(30)の一連の騒動で現場スタッフに同情の声が寄せられている。

「週刊文春」によると、6月23日に最終回を迎えたフジテレビ系ドラマ「夫婦別姓刑事」の現場で佐藤が橋本の楽屋に押しかけ、キャリアを否定する発言をしたという。撮影中の身体的接触をめぐり、認識のズレが伏線としてあった。

 事態を重く見たフジは外部の弁護士に調査を依頼し、不適切な発言をした佐藤を厳重注意。一方、佐藤の事務所は「ハラスメントに該当する事実は確認されておらず、そのような評価は適切ではない」と反論している。

 気の毒なのは殺伐とした空気で撮影を行った共演者やスタッフたちだ。芸能プロ関係者は「主演同士がバチバチというのは聞いたことがない。脇役ならまだしも、主演俳優には途中で降りられたら困る。スタッフは神経をすり減らしていたと思いますよ」と語る。

 橋本との共演シーンに制限をかけられた佐藤はストレスが溜まっていた。まだ撮影期間中であるにも関わらず、自身のXで不穏な投稿をしては、削除していた。

〈俳優として、譲れぬことは、絶対に、絶対に、「なにがなんでも譲れぬ」と言うべきだった。自分が表現者として絶対に守るべきことは守るべきだった。芝居の神さまに死んでもお詫びしきれない〉(4月22日)

〈「浦安鉄筋家族」「ひきこもり先生」「さがす」「あんのこと」「爆弾」「名無し」…僕はここ最近、「相手役」というものに恵まれて恵まれて、恵まれ過ぎてたんだろうな~。今、痛切に、つぅーーーーーせつに、それを実感する。改めて、今までの相手役、心からありがとう〉(4月28日)

 特に後者は完全に橋本に対する〝当てつけ〟でしかない。削除したとはいえ、本人が見たらどう思うか…。しかもクランクアップ後ではなく、バリバリ撮影中に投下するのだから、たまったものではない。

 フジテレビが公表した声明で時系列を振り返ると、佐藤が橋本のあごに触れたのが撮影初回の3月22日。翌23日に佐藤に橋本の接触制限について伝えられた。これに納得いかず、佐藤が2回目の楽屋突撃を敢行したのが4月8日。その後、フジ外部弁護士によるヒアリング等が行われ、佐藤の行為は「ハラスメント」とジャッジされた。

 ワイドショー関係者は「削除されたポストはタイミング的に最もゴタゴタしていた時期。スタッフからすれば『これ以上、刺激しないでくれ』と言ったところでしょうか」と指摘する。

 文春では両者が並ぶシーンで、佐藤が大きくため息をつき、周囲に聞こえる声で「我慢、我慢!」とこぼしていたと報じられた。削除されたポストもそれに通ずる部分がある。

 スタッフの気苦労は計り知れない――。