フリーアナウンサーの生島ヒロシ(75)とお笑いコンビ「ナイツ」の塙宣之(48)の異色対談がこのほど実現した。生島は昨年1月にTBSラジオからコンプライアンス違反を指摘され、芸能活動を自粛したが、今年4月5日に活動を再開。塙の主演映画「愛の道草」(公開日未定)に出演する。2人の対談の中で、生島が反省と感謝の思いを語った。
――久々の現場の雰囲気は
生島 1年2か月何もせずにおりましたので、皆さんに「お帰りなさい」と温かく迎えてもらって本当にうれしかったです。
――主演の塙さんとは「THE MANZAI」(フジテレビ系)でネタにされた縁がある
塙 やめてくださいよ。セクハラ・パワハラのセ・パ両リーグ制覇というネタなんで。
生島 僕は番組を見てなかったんですけど友達から連絡があって「愛があるイジリだったよ」って言われて、うれしかった。うちの長男も漫才が大好きなんで、喜んで電話してきてくれましたよ。
塙 スタッフに「使えるところは使ってください。カットするところはカットしてください」と言ったんですけど。フジテレビ的にも生島さんはいいだろうという感じだったんでしょうね。その後、いろんな人をイジってるけど、ばっさりカットされてる。
生島 アハハ。
塙 正直「THE MANZAI」だけでやったみたいにおっしゃってますけど去年、営業で100回ぐらいやってます。去年の1月から10月ぐらいまではスベったことがなかったです。そういうことがあったので、僕もどこかでお会いしなきゃなと思ってたんですけど、まさか映画でお会いするとは思ってなかった。会ってすぐに謝らせてもらいました。ネタにして、すみません。
生島 触らぬ神にたたりなしでノータッチだと、こっちもつらいので本当に感謝しています。仕事場の雰囲気が好きなので、ここに帰ることができて本当によかったなって心から思っています。ありがとうございます。
塙 僕も1回だけ炎上したことがあるんですよ。後輩芸人にドッキリをやっちゃって、それがお笑いファンの間で炎上しちゃった。そん時に、いろいろな芸人さんが「キツイやろ?」とか言って声を掛けてくれて、すごい心が軽くなったんですよ。声を掛けてくれた芸人さん全員が1回昔、炎上している人たち。
生島 気持ちが分かるんですね。
塙 みんながイジってくれて心が軽くなった。だから漫才で人をイジって笑いに変えないと、いつまでもというのがあると思う。
――どんな作品か
塙 下町を舞台にした人間ドラマ。僕は看板屋の主人で消防団団長でもあるという役。タイトルは愛の道クソといって。
生島 いやいや。愛の道草ね。
――生島さんはどんな役を
生島 消防署長役で団員たちのケンカの仲裁をしたりしています。
塙 コンプラだ! コンプラだ!って言うんですけど一番説得力がなかった。
――謹慎中はコンプライアンス研修を受けたり、自分と向き合った
生島 家族がシーンとしちゃって「本当に申し訳ない、申し訳ない」と謝って。あとは蝮(毒蝮三太夫)さんと今日も(撮影前に)2時間ぐらい話したんですけど、蝮さんが「なんで捕まっちゃうんだよ。徳が足りないんだよ」って。捕まってはないんですけどね。これからは徳を積んでいこうと思います。
――最後に意気込みをお願いします
生島 塙君とのご縁で映画出演となったんで、とってもうれしかったです。しかも僕をイジってくれた塙君が主演ということでね。頑張っていきますので、よろしくお願いします!
☆いくしま・ひろし 1950年12月24日生まれ。宮城県出身。カリフォルニア州立大学ロングビーチ校卒業後、76年にTBSに入社。和田アキ子がMCを務める「アッコにおまかせ!」などを担当し、人気アナウンサーとして活躍。89年にフリーアナウンサーに転身した。昨年1月にTBSラジオからコンプライアンス違反を指摘され、同局「生島ヒロシのおはよう定食/一直線」を降板し芸能活動を自粛。今年4月5日に文化放送「生島ヒロシの日曜9時ですよ~」で活動を再開した。
☆はなわ・のぶゆき 1978年3月27日生まれ。千葉県出身。2000年に土屋伸之とお笑いコンビ「ナイツ」を結成し、ボケ担当。03年に漫才新人大賞を受賞し、注目を集める。08年から3年連続M―1グランプリ決勝進出。11年にはTHE MANZAI準優勝。23年に一般社団法人 漫才協会の7代目会長に就任。












