女優・石橋静河がこのほど、山口・岩国市内で秋放送開始予定のNHK連続テレビ小説「ブラッサム」のロケ報告会に出席した。

 同作は作家・宇野千代さんをモデルにつづられるオリジナルドラマだ。宇野さんは生前、作家の尾崎士郎、梶井基次郎、画家の東郷青児、北原武夫など、多くの著名人との恋愛・結婚遍歴を持ち、波乱に富んだ生涯を送った。

 収録は、3月17日にNHK大阪局のスタジオで撮影を開始。主演の石橋は同25日に同局のスタジオでクランクイン。そして同31日より3日間、同作のロケを山口県岩国市内で行った。

 岩国でのロケについて石橋は「春霞(はるがすみ)って感じのもわっとしたやさしい光のなかで桜が広がっていて、本当に幻想的な景色から撮影をスタートすることができた」と報告した。

 石橋は同作で主人公・葉野珠を演じる。「(珠のモデルの)千代さんが生まれて育って、呼吸していた場所、千代さんの故郷っていう本当に美しい岩国で改めて深呼吸して、ここから始められるんだってことをすごく幸せに思っています」

 さらに「千代さんの魅力を知ってる方には、今またそれを伝えられるのがうれしいですし、一番は若い世代の人たちに、『こんなに大変な時代で、こんなにまっすぐ自分の意思で生きていた人がいるんだ』って伝えたい」と意気込んだ。

 石橋自身も役者としてのキャリアは長いが、「スケジュール的に自分が経験したことがない、自分の出番がいっぱいあって、最初は圧倒されて、次から次へとお芝居の怪物のようなキャストのみなさんが現れて、すばらしいお芝居をしてくださるので、それを受けることができるというのが、とても幸せです」と語った。

 まだ明かされぬ俳優陣について同局制作統括の村山峻平氏は「葉野珠ちゃんと出会い別れていく人たち。その役にフィットされる方にお願いしております。毎週毎週〝濃い〟」と期待を高めた。