NHK大阪放送局は29日、大阪市内の同局で2026年度後期連続テレビ小説のタイトルが「ブラッサム」に決まり、ヒロインは女優の石橋静河(30)が務めると発表した。

 同ドラマは、明治、大正を駆け抜け、昭和を代表する作家となった宇野千代さんをモデルにした物語。

 脚本家の櫻井剛氏は「タイトルは少しでも幸せが花咲くイメージで付けました。いいドラマにします」と意気込んだ。

 同局の制作統括・村山峻平氏は「パワフルでチャーミングな女性の物語を描きます。山口県の岩国から追い出されるように上京し、震災、戦争、結婚に離婚、倒産さらに借金。さまざまな困難にぶつかりながらもその中で幸せのかけらを見つけます。それを小説に忍ばせ、読む人を魅了し、ファンを獲得していく」と説明した。

 主人公・葉野珠(はの・たま)については「宇野さんがモデルの主人公ということを考えると30~40代ってところの機微(きび)がすごく大切になるだろうなと考えた。一つひとつ積み上げる表現ができる方に、ぜひともお願いしたいと思ってキャスティングした」と明かした。

 石橋は耳に大ぶりの花のアクセサリーを付け、深い紺色のシャツワンピースに黒のパンツ姿で登壇。

 そして「(オファーを受けた時は)ビックリして、青天のへきれきとはこのことかと思った。いまだにビックリしている」と話した。

 物語のモデルとなる宇野千絵さんについて「(著書やエッセーを)読みあさっていくうちに、なんてステキな人なんだと思った。こんなステキな方をキャスト、スタッフのみなさんと掘り下げていけるんだと思うとうれしいです」と期待した。

 2018年に出演した「半分、青い。」以来、2度目の朝ドラ出演となる。

「(前回は)ドラマに慣れておらず、空気にのまれて緊張してしまい、ただただ必死でやったという感じ。(今回は)プレッシャーを自分のエネルギーに変えれば、ものすごいパワーになるんじゃないかと思う。そういう思考でがんばりたい」と意気込んだ。

 そして「本当は『誰にも言っちゃいけない』って言われてたんですけど、両親にだけはこっそり言ったら『良かったね。頑張ってね』って喜んでくれた」と満面の笑顔で明かした。

 朝ドラで主演を務めるにあたり、友人にアドバイスをもらいたいという。

 20年度後期の「おちょやん」で主演を務めた杉咲花には「花ちゃんは、おいしいものに詳しいので、大阪のおいしいお店を知りたい」。17年度前期「ひよっこ」の有村架純には「どうやって乗り切ったのか、根掘り葉掘り聞きたいと思います」と語っていた。