軍人のたくましさに負けない。ボクシング3大世界戦(15日、横浜BUNTAI)の記者会見が13日、横浜市内で開かれた。WBC世界ライトフライ級王者ノックアウトCPフレッシュマート(35=タイ)に挑戦する同級2位・岩田翔吉(30=帝拳)は、王者がタイの現役軍人であることを警戒しながらも、1年ぶりの世界王者返り咲きに自信を示した。
暫定王座も含めて19度の世界戦経験がある2階級制覇王者のノックアウトは、タイ軍の帽子を着用して登場。報道陣に現役の軍人であるのかを問われると、「陸軍に所属して、技術者として働いている」と返答した。
タイ軍は厳格さと過酷な訓練で知られており、抽選で徴兵が決まった者が泣き崩れたり気絶する映像があるほどだ。タイ陸軍のドキュメンタリーを見たことがあるという岩田も「半端じゃなく規律もしっかりしていて、チャイスー(タイ語で強い精神、闘争心などの意味)じゃないとやってこれない」と理解しており、「タイのレジェンドチャンピオンとしての老かいさだったり経験もあると思う。そこを感じながら自分の流れに持っていきたい」と警戒を強めた。
また、ノックアウトはムエタイ2大王座の一つであるルンピニーでも王者になっている。幼少期はムエタイを学んでいた岩田はノックアウトが王者だったころは「ルンピニーのレベルが高かった」といい、「生物的に強いんだろうなと思う」と評価した。
だが、コメントでは相手に負けない〝チャイスー〟を発揮。王者が「2か月3か月かけて体を整えてきた。完璧な状態で試合に臨めると思う」と意気込むと、岩田は不敵な笑みを浮かべ「自分は4か月間しっかりと、スピードでもパワーでもテクニックでもフィジカルでも上回るような準備をしてきました」と、相手を上回る準備をしてきたことをアピールした。
所属ジムの浜田剛史代表は「岩田は打ち合えば強い。ノックアウト選手が打ち合ってくれれば」と期待。ノックアウトをノックアウトできるか。












