【イタリア・ミラノ19日(日本時間20日)発】ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート女子フリー(ミラノ・アイススケートアリーナ)が行われ、ショートプログラム(SP)4位の千葉百音(20=木下グループ)は147・52点、217・88点で4位入賞。「全力を出し切っても届かなかったのは初めて。いろんな感情がごった返しになった」と目を潤ませた。
銅メダルには一歩届かずも、大舞台で完璧な演技を披露。過去に3シーズン振り付けに携わった五輪2大会連続出場の鈴木明子さん(40)は、間近で千葉の向上心を感じ取っていた。練習中には母親が撮影した演技の映像を見て自己分析。「『このポーズはどうですか?』『ここが美しく見えないのですが、どうしたらいいですか?』と自分から質問してきていた。映像を見て自分の演技をしっかり研究ができるスケーター」と印象を語った。
指導する浜田美栄コーチも「とにかく努力する」と話すほど、千葉はストイックに自分を追い込む性格だ。鈴木さんは「真面目なので自分に課すものは厳しいかもしれないが、一つひとつを追求していくことができる」と証言。当時から丁寧なスケーティングが印象的で「一つひとつのポジション、ポーズがすごく美しい。その部分は振り付けを最初にした時からすごくこだわりを持っていたし、指先や足先にまで表現を行き届かせることができていた」と明かした。
千葉は2023年春に拠点を地元・宮城から京都に変更。「自分のかなえたい将来のために」と覚悟を決め、夢舞台ですべてを出し尽くした。「この五輪の舞台で落ち着いて演技できたのはこの先の試合に生きてくる」。イタリアの地で得た経験は、スケート人生の大きな財産となった。













