ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート女子フリー(ミラノ・アイススケートアリーナ)が19日(日本時間20日)に行われ、初出場の千葉百音(木下グループ)が143・88点、合計217・88の自己ベストで4位だった。

 17日(同18日)のショートプログラム(SP)では3本のジャンプをすべて着氷。スピン、ステップは最高難度のレベル4でそろえ、74・00点で4位発進。「ガチガチでフワフワだったけど、演技までに自分の感覚を取り戻せた」と納得の表情を見せていた。

 宮城・仙台市出身の千葉は、東北高時代の2023年春に拠点を京都の木下アカデミーに移した。その狙いについて、本紙に「非常に恵まれた練習環境なので、たくさん学ぶぞという意気込みが大きい。今足りないところを補強したらもっと強いものになると感じているので、パワーアップしたい」と明かしていた。

 24年3月に高校卒業後は、フィギュアに関する学びを深めるために文武両道を決断。同郷で五輪2大会金メダルの羽生結弦と同じ、早大人間科学部通信教育課程に進んだ。〝大先輩〟について「全てが完璧すぎて、フィギュアスケーターとして誰もがGOE(出来栄え点)をあげたくなるような、すばらしい演技をされる。技術面でも、ジャンプのフォームなどに一切の無駄がない」と尊敬のまなざしを送っていた。

 千葉は23~24年シーズンにシニアデビュー。24年の四大陸選手権を制すると、同年のグランプリ(GP)ファイナルでも準優勝を果たした。今季はGPシリーズで2連勝。全日本選手権で3位に入り、夢舞台への切符をつかんでいた。

 幼少期には同じリンクで練習していた羽生に「結弦にいちゃん」と声をかけるなど、背中を追いかけてきた。そんな羽生も経験した大舞台で、確かな爪あとを残した。