【イタリア・ミラノ17日発】ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケートペアで日本勢初の金メダルを獲得した〝りくりゅう〟こと三浦璃来、木原龍一(ともに木下グループ)が、大舞台に挑む戦友にエールを送った。

 ショートプログラム(SP)はリフト技でミスが出てまさかの5位発進。苦しい船出となったが、フリーで世界歴代最高得点をマークして逆転Vを果たした。SPの演技を見た女子のエース・坂本花織(シスメックス)は「めちゃくちゃ怖くなってきた」と涙を流していたが〝りくりゅう〟は坂本の活躍を確信している。

 この日のメダリスト会見で木原は「僕たち2人ともエネルギーをいただいている。今回の個人戦、フリーの前にもたくさん勇気をもらって、かおちゃんがいなかったらチームジャパンは成り立たないんだなと改めて思った」と切り出した上で「今回僕たちがSPですごい大きな失敗をしたので、それでかおちゃんの分の厄を落としている。全部僕たちが厄を引き受けたので、かおちゃんは全然問題ないと思う。恐れずのびのびと滑ってほしい」と笑い飛ばした。

りくりゅうの完璧演技に歓喜する坂本花織
りくりゅうの完璧演技に歓喜する坂本花織

 女子SPは本日行われる。三浦は「団体のSP、それよりも前から、もっと前から私たちは常に支えられている。本当に彼女の明るさであったり、そういった部分にすごく救われている」。SP後の〝りくりゅう〟がとぼとぼ歩いていた際には「かおちゃんがバスを降りたところで待っていてくれた。『絶対大丈夫だよ』と声をかけてくれた」と感謝を口にした。

 坂本の演技は現地で観戦予定だという。「すばらしい人柄だし、SPは私たちも現地で行ってちゃんと応援したい」とにっこり。金メダリストの声援を力に、日本のエースが大一番に挑む。