伝説的ロックバンドKISSの創設メンバーであるジーン・シモンズが、ヒップホップが「ロックの殿堂」入りすることに反対する姿勢の真意を明かした。米誌ピープルが11日、報じた。

 ジーンは先週、ポッドキャスト番組「Legend N Leaders」に出演した際、「これは私の音楽ではない。私はゲットー出身ではない。私の言語を話していない」と語り、ヒップホップがロックの殿堂入りに値しないと発言した。

 この発言には各方面から批判が集中したが、ジーンは同誌に対し「私は自分の言葉に忠実である」とした上で「ゲットー」という表現とヒップホップについて自身の考えを明かした。

 この言葉を使ったことに人種差別的な意味合いがあったのかという質問に対して、ジーンは「ゲットーはユダヤ人の言葉に由来しています。特にアフリカ系アメリカ人が、敬意を込めて借用した言葉であり、悪い意味ではありません。ロックはヒップホップとは違う黒人音楽です。ヒップホップも黒人音楽ですから」とロックのルーツが黒人音楽であることを強調した。

 さらにジーンは「ロックンロールはすべて黒人音楽に負っている。これは事実の表明だ。アメリカの主要な音楽はすべて、黒人音楽にそのルーツを負っている」と続けた。

「意見が合わなくても、お互いを尊重し、尊敬し合うことはできる。それでいいんだ。私にはユーモアのセンスがあるし、私の意見に賛同する必要はない。でも、私は自分の言葉に責任を持つ。それが自分の信念なんだ」とジーンは語っている。

 最後にジーンは「第一に私はヒップホップを賞賛し、尊敬しています。第二にそれはロックンロールではありません。そして第三にレッド・ツェッペリンとAC/DCはいつヒップホップの殿堂入りを果たすのでしょうか?」と冗談交じりで語った。

 ジーンは以前からロックの殿堂のあり方を批判し続けてきたが、KISSは2014年に殿堂入りを果たしている。