在京スポーツ紙7紙の映画担当記者で構成される東京映画記者会は28日、選考した「第68回ブルーリボン賞」各賞を発表した。「ナイトフラワー」の森田望智(29)が助演女優賞を獲得。森田は撮影のため、1日5食の〝爆食〟で7・5キロ増量するなど肉体改造したことを明かした。
同作は、借金取りに追われて東京に逃げた母親(北川景子)が子供たちのためにドラッグの売人になることを決意し、夜の世界を疾走するヒューマンサスペンス。森田は母親のボディーガードを買って出た総合格闘家役で、心に孤独を抱える役どころだった。
受賞について「すごくうれしい。今までやってたことが間違ってないんだなと思った」と声を弾ませる。
体重は半年間で7・5キロ増。見た目の変化への抵抗は全くなかった。むしろ「半年でどれだけ増やせるかが心配だった。役に合う体付き、顔付きが一番うれしい」と言い切る。
「覚悟が画面に宿るのかもしれないと思った。肉体改造もやればやるほど〝色〟となって画面に映る。明らかに、役と私は全然違う。筋肉もないしガタイもよくない中、よく信じてオファーしてくださったなとすごい気合が入った」とキャスティングに感謝した。
格闘技経験はなかった。習っていたのはフィギュアスケートとバレエ。最低でも週3回は筋トレに励み、仕事が休みの日は格闘技教室に通って肉体改造をした。
食生活は牛ヒレ肉のステーキ中心に変えた。
「肉と米を150グラムずつ、1日5食くらい。かむからアゴが痛くなる。そんな時はプロテインにした」
ただ、この肉体改造の生活は「二度とやりたくないです」と冗談ぽく言って笑い飛ばした。
増量した期間と、出演したNHK連続テレビ小説「虎に翼」(2024年)の撮影期間が重なった。森田が好演した主人公の親友でのちの義姉・米谷花江(のちに猪爪花江)は重要な役どころだった。
「花江が太ったら花江じゃなくなる。顔をマッサージしてどうにか細く見えないか」と調整を図った。「最初の花江より、(あとのほうが)少しふっくらしている」と正直に告白。ただ、作中の衣装は着物だったため、体つきの変化がハタから見ても気付かれにくく「よかった」と胸をなで下ろした。
今後については「明日急にお芝居がうまくなるわけでも、急に大きな役がもらえるタイプでもない。いただいた役を一個一個、真摯に向き合って自分にできる精いっぱいをできたらいいな」と強調する。27年度前期の朝ドラ「巡るスワン」のヒロインは、飛びっきりの笑顔を見せた。
2月17日、都内で授賞式を開催する。受賞は以下の通り。
作品賞 「国宝」(李相日監督)
監督賞 山田洋次監督「TOKYOタクシー」
主演男優賞 妻夫木聡「宝島」
主演女優賞 広瀬すず「ゆきてかへらぬ」「遠い山なみの光」「片思い世界」
助演男優賞 佐藤二朗「爆弾」
助演女優賞 森田望智「ナイトフラワー」
新人賞 渋谷龍太「ナイトフラワー」
外国作品賞 「教皇選挙」













