大阪市長選(2月8日投開票)に立候補した前大阪市長で日本維新の会の横山英幸氏が26日、大阪・天神橋筋商店街で街頭演説を行った。

 維新は2015年、橋下徹元大阪市長時代に1回目の「都構想」を巡る住民投票を実施したが、僅差で否決。20年に2回目の住民投票に挑戦するも、再び否決された。

 今回、衆議院の解散総選挙に合わせ「大阪都構想の設計図作りを進めたい」とする公約を掲げ、元大阪府知事の吉村洋文氏と共に辞職し、出直しダブル選に挑んでいる。その先には3度目の住民投票を行いたい思惑がある。

 横山氏は、大阪府職員として勤務後、11年に大阪府議選に初当選し3期12年務め、23年から大阪市長を2年9か月務めた。

 日本一長い商店街の起点に降り立った横山氏は、集まっていた支援者や通りがかった市民に駆け寄り、支援を呼びかけた。街宣車の上に立つと市長として実現した実績をアピールし「大阪は順調に成長している。拠点開発が進むと固定資産税が上がり、市民税とともに財源として使うことができる」と訴えた。

 24年9月に街びらきを果たした「グラングリーン大阪」や世界中の要人が来場し、国外からも注目された「大阪・関西万博2025」などにも言及した。

 現在は府知事と市長は仲が良いが、いつ仲たがいし、責任の押し付け合いに発展し、経済が停滞するかもしれないという仮定を述べたうえで「大阪は構造的にちょっとしたことで仲が悪くなってしまう制度になっています。今は府会議員と市会議員は仲良くやっています。でも昔は仲が悪かった。『大阪市なんて放っておいたらいいんだよ』そうなると民間の投資も進まない」と〝副首都・大阪都〟となる必要性を説明した。

 最後に「おしかりを受けても、今やらなければいけない改革を未来につなげていくことこそが、政治家の責任だと思っています」とし維新への支持を訴えた。