ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)と12月27日にサウジアラビアで激突するWBC同級2位アラン・ピカソ(25=メキシコ)に元世界王者が〝警告〟した。

 メキシコメディア「Izquierdazo」によると、元WBC世界ライト級王者のホセ・ルイス・カスティージョ氏(51=メキシコ)は、サウジアラビア決戦について「彼(ピカソ)は(世界5階級制覇王者のテレンス)クロフォードと並んで最も手ごわいチャンピオンと対戦する。ピカソは自殺行為に近い」と語ったという。

 井上は31戦31勝と無敗の絶対王者。最も権威ある「リング」誌のパウンド・フォー・パウンド(PFP、階級差のない世界ランキング)で3位とあって下馬評でもピカソを圧倒している。元王者は「私の見解が間違っていることを願う。レベルの違いがあって井上が(ピカソを)上回っていると考えると、彼が勝つ。簡単に勝つであろう」と語った。

 これまでピカソは33戦1分けと無敗。若さと勢いもあって多くのファンが〝モンスター退治〟を期待している。そこで「ピカソが井上に勝って人々を黙らせられると思うか」と問われると、カスティージョ氏は「そうは思わない。ほぼ不可能だと思うが、そうなってほしい。しかし、そうは思わない」と大番狂わせの可能性もないと指摘。井上の完勝を予測していた。