ウディ・アレン監督代表作の一つ「アニー・ホール」(1977年)でアカデミー主演女優賞に輝くなど、数々の名作や巨匠作品に出演し、長きにわたって第一線で活躍した米女優ダイアン・キートンさんが死去した。79歳だった。米誌「ピープル」が11日にスクープ報道し、他のメディアも後追いで伝えた。
巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督「ゴッドファーザー」シリーズから、「ファースト・ワイフ・クラブ」「花嫁のパパ」などまで、シリアスからコメディーまで幅広く演じたキートンさん。愛嬌があり、知的かつ情熱的な印象も与える名優だった。
私生活では〝恋多き女優〟として知られた。アレン監督は出演常連のミア・ファローとの関係がゴシップ報道をにぎわせたが、「ボギー!俺も男だ」や前出の「アニー・ホール」など初期はキートンさんがスクリーンを彩り、プライベートも含めたパートナーに。アレン監督は後に未成年の養女への性加害問題が表面化し、映画界での存在感が急速に下がった。
82年のアカデミー主演女優賞にノミネートされた「レッズ」で主演・監督のウォーレン・ビーティーとのロマンスも話題を呼んだ。ロシア革命に情熱をささげたジャーナリストが主人公という米国では〝異色〟の作品で、キートンさんはその恋人を演じた。ビーティーといえば、やはり監督・主演の「天国から来たチャンピオン」のジュリー・クリスティや、結婚したアネット・ベニングら多数の女優と浮名を流す〝共演者キラー〟の異名もつけられた。
ほかに、〝プレイボーイ〟として名高いジャック・ニコルソン、さらには渋さが魅力のアル・パチーノら名優との交際も報じられてきた。
キートンさんは結婚することなく、2人の養子の親だった。











