ボクシングWBC世界バンタム級王座決定戦(11月24日、トヨタアリーナ東京)の会見が25日に都内で開かれ、同級1位の那須川天心(27=帝拳)と同級2位の井上拓真(29=大橋)が対戦すると発表された。
那須川は世界スーパーバンタム級4団体統一王者の〝モンスター〟井上尚弥(大橋)の弟を迎え撃つ。キックボクシング時代最後の試合で、日本格闘技史上で最大規模の興行だった武尊戦以来となる日本人の強敵に「キャリアの中で一番負けるかもしれない」と気を引き締める。
そんな決戦へ向けて会見では「自分の幽霊を見せたい」と謎の発言。意味を問われても「幽霊ですね」とかたくなに明かさなかった。会見後の囲み取材で再び意味を問われると、横井也有の句「幽霊の正体見たり枯れ尾花」を口にして「意味を解釈していただければ分かるんじゃないのかな」と語った。
その句は、物事を実際以上に恐ろしいと感じていたが正体は何でもないものだったと解釈されているが…。深まる謎を解き明かすため再度、那須川を直撃。数日前に自身のSNSで「風姿花伝 世阿弥戦法 化けの皮はがしに出かけようぜ」と意味深な投稿をしていたため関係があるのか問うと「ちょっと似てはいます」とヒントを明かしてくれた。
那須川は「風姿花伝」を愛読しており、能楽の大成者・世阿弥が記した能の理論書。能には幽霊が登場する「夢幻能」という世阿弥の父・観阿弥の志した幽玄を受け継いでつくられた形式がある。幽玄とは「趣が奥深く、計り知れないこと」などの意味がある。プロ全勝と底を見せていない那須川の力が計り知れないと考えれば合点がいく。
だが続けて神童は「スーパーゴーストカミカゼアタックですよ」と漫画「ドラゴンボール」に登場する技を言い残して去っていった…。謎は深まるばかりだ。











