フランスのマクロン大統領(47)とファーストレディのブリジット夫人(72)は、ブリジット氏が女性であることを証明するために、米裁判所に写真と科学的証拠を提出する準備を進めている。英メディア・BBCが18日、報じた。

 マクロン夫妻が7月、米デラウェア州の裁判所に、名誉毀損で女性インフルエンサーのキャンディス・オーウェンスを提訴した。

 オーウェンスは昨年、ポッドキャスト番組で「ブリジット・マクロン氏は男性として生まれた」と繰り返し主張。さらにブリジット氏は実の兄ジャン=ミシェル・トロニュー氏であるとして、オーウェンスは「(自分のプロとしての評判をすべて)賭ける」と誓った。

 マクロン夫妻は、虚偽を広めたことでオーウェンスを名誉毀損で訴えており、その訴訟で証拠書類を提出する予定だという。オーウェンスの弁護士は訴訟の棄却を求める申し立てで応じた。

 マクロン夫妻の弁護士トム・クレア氏はBBCのポッドキャスト番組「フェイム・アンダー・ファイア」で、「科学的な性質を持つ専門家の証言が出るだろう」とし、現段階ではその具体的な内容は明らかにしないとしながらも、「夫妻は申し立てが虚偽であることを一般的にも具体的にも十分に証明する用意がある」と述べた。

「この種の証拠を提出するために、自ら進んで証拠を提出しなければならないと考えると、信じられないほど気が動転する。これは彼女が非常に公の場で自らに課さなければならない手続きだ。しかし、彼女はそれを受け入れる覚悟がある。真実を明らかにするために必要なことは何でもすると、彼女は固く決意している。もし彼女がこのように自分自身をさらけ出すことで感じる不快感や不安が、真実を明らかにし、この件を止めるために必要なものなら、彼女はその重荷を100%背負う覚悟ができている」

 クレア氏は、マクロン夫妻がブリジット夫人の妊娠中や子育て中の写真を提出するかとの質問に対し、「写真は存在しており、規則や基準がある法廷で提出されるだろう」と述べた。

〝ブリジット夫人男性説〟は数年前、フランス人ブロガーのアマンディーヌ・ロイ氏とナターシャ・レイ氏がユーチューブに投稿した動画をきっかけに広まった。

 マクロン夫妻は昨年、フランスでロイ氏とレイ氏を相手取った名誉毀損訴訟で勝訴したが、今年の控訴審で、真実性ではなく、表現の自由を理由に判決が覆された。マクロン夫妻はこの判決を不服として控訴している。