イタリアの独裁者として知られるベニート・ムッソリーニのひ孫でプロサッカー選手のDFロマーノ・フロリアーニ・ムッソリーニ(22)が〝セリエA〟デビューを果たした。

 今季イタリア1部(セリエA)ラツィオからレンタルでクレモネーゼに加入。29日(日本時間30日)のサッスオロ戦で、2―2の後半38分からリーグ戦に初出場すると、敵ゴール前でPKを獲得。これを味方選手が決めて3―2の勝利に貢献した。チームも開幕2連勝で暫定ながら首位に立った。

 英メディア「BBC」によると、開幕戦では出番なし。第2戦で待望の初出場を果たしたフロリアーニ・ムッソリーニは「あまりにも短い時間に多くのことが起きた。デビューをずっと夢見てきたので、この夜を決して忘れないだろう」とし「私の目標は変化をもたらすことでした。それが達成できたことはうれしく思う」語ったという。

 祖父はピアニストのロマーノ・ムッソリーニで曽祖父がファシスト党を率い、第2次世界大戦ではドイツのアドルフ・ヒトラーと同盟を結んだベニート・ムッソリーニ。独裁者のひ孫は、クレモネーゼに加入した際に「サッカーをするためにここに来た。私の名字は私よりも他の人を困らせる」と語っていたという。