大阪・道頓堀で18日に起きたビル火災で、消火活動に当たっていた消防隊員2人が死亡した状況が分かってきた。
燃えたのは隣接する5階建てと7階建てのビルで、5階建てビルの地下1階から3階が激しく燃えていたことから出火元とみられ、壁面にあった看板に燃え広がり、7階建てビルの5、6階部分に延焼したとみられる。
大阪市の横山英幸市長は19日、調査中としながらも隊員が5階に踏み込んだ際に崩落が発生した可能性を指摘。「天井部分の崩落で、逃げ道を見失い、上階に避難した中で、避難場所がなくなって、呼吸の問題で亡くなったと考えられる」と話した。
ビルは約60年前に建てられ、別々のビルだが、4階部分でつながっており、一つの棟をなしていた。2年前の消防局の検査では火災感知器が設置されていないなど6項目で法令違反が判明し、その後、一部は是正されたという。
全国で民泊事業を手掛ける榊原啓祐氏は火災直後に「道頓堀、超好立地、1フロア丸々、高級民泊やろうとしてた場所」とXに投稿していた。7階建てビルの6階で来年1月にオープン予定だったという。
火災があった18日はシャワーの工事を予定していたといい、過去の法令違反があったとの報道に榊原氏は「宿泊業は民泊含めかなり厳しい消防法令をクリアしないと出せないので、民泊用にこれから設備を入れてリフォームして、申請する予定であった形です」と報告。消防隊員2人が死亡したことに「勇敢な消防士の方々のご冥福をお祈り申し上げます」と悼んだ。
市消防局は21日に第三者を入れた調査委員会を開催する予定で、横山氏は「(5階の天井が崩落した)詳細は分からない。原因に当たるようなものは報告をもらっていない。速やかに状況を確認して再発防止に努めたい」と話した。












