【取材の裏側 現場ノート】アイドルグループ「SKE48」の相川暖花(21)がバズリまくっている。4月21日に開設したTikTokの個人アカウントにナルトダンス動画やVlog動画を投稿すると、これが評判を呼び〝万バズ〟を連発。48グループを代表する〝バズリ女王〟となっているのだ。

 相川といえば4月12日、自身のX(旧ツイッター)に握手会の受付場所で手を振る1人のファンの写真と共に「本日の握手会、ヲタク約1名。」と投稿したことで話題となった。閑散とした握手会会場で相川をひたむきに応援する男性ファンの温かな笑顔が話題となり、この投稿は35万いいねを記録。SKE48史上最大のバズリ投稿となった。

「同じSNSでもXとTikTokは全くの別物。その両方でバズらせるのはすごいことですよ。相川さんは名古屋のテレビ局だけでなく、東京のキー局からも注目されています」(在名テレビ局関係者)とメディアの注目度も急上昇。相川はアイドル11年目にして初めてSKE48の35thシングル『Karma」(9月24日発売)で選抜入りを果たしたが、6日に公式YouTubeチャンネルで公開された新曲のミュージックビデオは前作を大幅に上回るペースで視聴回数を重ね、すでに52万再生を突破している。

「普段、男性グループしか目に入らない興味無い私だけど相川さんを応援したくて、見たくてここまで来た」「相川ネキがいなかったら聴くこと無かったと思う、ネキありがとうね」「相川ネキから来ました、こんなに可愛いSKE48を見つけれて嬉しい!」とコメント欄は相川を通じてSKE48を知ったという新規ファンのメッセージであふれている状況だ。

SKE48・相川暖花(本人のX画像より、©2025 Zest,Inc.)
SKE48・相川暖花(本人のX画像より、©2025 Zest,Inc.)

 今から7年前(2018年10月22日)、高須クリニック名古屋院の高須幹弥院長と一緒に、相川の生誕祭公演を取材に行ったことがあった。「もっと私は『チームEです』と胸を張って言えるメンバーになりたいです。握手会もたくさん人が来てくれたらうれしいです。隣のレーンの人がたくさん並んでいるのを見ると…。〝ほの〟のレーンは全然人がいないから、なんか悲しいなっていつも思います。楽しい握手会にできるように頑張るので皆さん会いに来てください」。涙で15歳の決意を語ったことを覚えているだけに、高須院長も相川のブレークには特別な思いを持っている。

「ほのの(相川)はすごいですよ。体を張ってみんなを楽しませようとする動画をあげている。SNSって何がバズるかわからないんですよ。だからこそ数多く打席に立たないとヒットを打つことはできない。今の活躍はほののが頑張ってきたからだと思います」。チャンネル登録者数約84万人の人気YouTuberでもある高須院長だからこそ、バズらせることがいかに難しいことなのかわかるのだろう。

 地道な努力はもちろん、相川のコメント力やMCのセンスは以前から高く評価されていた。「2019年にSKE48劇場で須田亜香里と須田を愛するメンバーによる『須田会イベント』が開催されたんですが、そこに須田会とは関係のない相川がゲスト出演したんです。その時の相川の話があまりに面白くて、爆笑をかっさらっていったんですよ。話の組み立て方が抜群にうまい。自分が見てきたSKE48メンバーの中で、あれだけ面白いと思った子はいません。天才かと思いましたよ」。相川をデビュー時からよく知る関係者の1人は、ステージで覚醒した瞬間をこう振り返る。

 初めてシングル表題曲の選抜メンバーとなった相川は「選抜メンバーに選ばれることなくアイドルを辞めるんだろうなと思っていたので、こんなうれしいことが訪れるとは…」と涙したが、SNSでバズったこともあって人気も急上昇。サイン会やチェキ会も完売しているという。

「本日の握手会、ヲタク約1名。」の投稿から始まった快進撃。この投稿がバズるきっかけとなった男性ファンの笑顔は相川がアイドルとして真摯にファンと向き合い、固い絆ができていたからこそ生まれたものでもある。

「もともとセンスのある子でしたけど、劇場公演を積み重ねていくことで、MC力も磨かれていった。ダンスも大きくてきれいでうまい。(バズったのは)これまで積み重ねてきたアイドル活動の結晶でしょうね」(前出の関係者)。

 11歳でSKE48に入り、アイドル11年目での大ブレーク。これは決して〝偶然〟起こったものではないはずだ。(中京報道部・宮本泰春)