ボクシングのトリプル世界戦(横浜BUNTAI)が30日に行われ、WBA世界バンタム級タイトルマッチで同級2位比嘉大吾(志成)が、王者アントニオ・バルガス(米国)に引き分けて、7年3か月ぶりの世界王座返り咲きに失敗した。

 試合は序盤から2人が激しい打ち合いを見せ、4ラウンド(R)に比嘉の左フックがバルガスの顔面をとらえて1度目のダウンを奪う。

 中盤は比嘉が左フックや左ボディーなどで猛攻を仕掛ける中、バルガスも前に出て意地を見せる。そして12R、バルガスの右アッパーを被弾して比嘉が痛恨のダウン。試合終了となり、採点は審判3人とも113―113だった。

 元WBC世界フライ級王者の比嘉は、異例の3戦連続での世界挑戦。28日の会見では「勝ったらうれしいし、負けたらそのまま引退会見をします」と強い覚悟を示していたが、王座奪取を果たせなかった。