格闘技イベント「超(スーパー)RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」(27日、さいたまスーパーアリーナ)で金原正徳(42)がYA―MAN(29)に3ラウンド2分21秒でTKO負けし、この試合をもって引退することを発表した。
金原は1RからスリップしたYA―MANを逃さずテイクダウンを奪うと組みついて離さない。マウントをとりエルボーを入れるが、ゴングが鳴る。
2Rには強烈な左フックをもらうも、開始30秒でYA―MANの顔面に膝クリーンヒットさせる。そのままタックルで組みつくと、バックを取り、ラウンド終了までまで優位を築き続ける。
しかし3Rには、疲れが見え始め、コーナーに追い込まれると、ラッシュを受ける。タックルでのテイクダウンを狙うも切られてしまい、上からのグラウンドパンチの連打を浴びる。ここでレフェリーが試合を止め、YA―MANのTKO勝ちが告げられた。
自身のYouTubeチャンネルで同時解説をしていた〝バカサバイバー〟こと青木真也は敗因について「金ちゃんが疲れちゃったな。2Rずっと組み続けてるので、疲れちゃったね」とまさかの逆転負けを分析し、声をしゃがれさせた。
試合後マイクを握った金原は「もう引退します。前回鈴木千裕くんに負けた時にもうやめようと思ったけど、自分の中で不完全(燃焼)的なところがあったので、最後、男としてやりたい相手として大好きなYA―MANを指名させていただきました。受けてくれてありがとうございます」とさいたまスーパーアリーナの大観衆の前で突然の引退宣言をした。
「格闘技デビューして20年ちょい、子供たちにも頑張る姿を見せられたと思うので、今日をもって格闘家・金原正徳引退したいと思います。最後の相手がYA―MANでよかった。本当そう思っております」と対戦相手のYA―MANをたたえた。自分を時限爆弾に例えるなど引退をほのめかせていたが、突然の幕引きに会場は惜しむ声に包まれた。
金原はバックステージで「勝ってたら引退してなかったかもしれない」とポツリ。しかし2Rで飛び出したとび膝蹴りについて「あれいいヒザだったっすよね!見ました!?あれで勝ってるはずだったんだけどな」と笑顔で振り返った。
これからの自身の役目については「所英男を見送らないといけない。自分が納得するところまでやってほしい」と金原よりも5歳年上で現役を続けている所を思いやった。
インタビュースペースに現れた所が「まだ受け入れられない自分がいます」と金原が自分よりも早く引退したことにぼう然とするコメントを聞くと「あなたが長すぎるんだよ」と金原はすかさずツッコミをいれた。
「まだ役目はたくさんあるし、格闘技の魅力をまた違った角度で伝えていきたい」と語った金原。MMA戦績52試合31勝16敗5引き分けのレジェンドは「もうよくやったでしょ。自分で自分を褒めてあげたいです」と目を細めていた。













