◇渡辺健(26)東京・122期
2025年後期適用勝率は自己ベストを大幅に更新する6・12。7月から初めてA2級選手としてレースに臨んでいる。
「前の期はA1を目指して気持ち入れてやっていて、楽しかった。2月ぐらいまでは『A1になれるかも』と思っていたけど、Fを切ってしまって…。それでもA1に近い成績が残せて、自分でも行けるんだなって思いました」と振り返る。
飛躍の要因は整備力。「整備は昔からやる方だったけど、当たってましたね。部品の交換が当たったり、キャリアボデーを替えてみようってやったら激変したり。一番良かったのは1月の尼崎。節間オール3連対だったんですけど、エンジンは良くなかったのにキャリアボデーを替えたら節一級になって周りがビビるぐらい出てました。準優で失敗して優出できなかったんですけどね。最後の選抜戦も1号艇で入海馨さんに差されたけど、逆転して1着が取れた。あの節は充実していたし、成長できたと実感できました。前の期はそういうことが多かったですね。それでステップアップできたと思います」と結果につながったことで整備力への自信がより深まったという。
また「旋回とかは変わってないです。もともと自分はそれなりにできていてレースが下手で結果が出てなかっただけ。いろいろと経験を積んだのが大きいと思います。道中で考えることができるようになったし、先輩にも遠慮しなくなりました(笑い)」と〝ずぶとさ〟を手に入れたこともプラスになった。
ただ、今年5月からの26年後期適用勝率は4点台前半と苦戦中。「A1目指して気持ち入れてやり過ぎたからですかね。それなりに達成感があってダメだとは分かっているけど、気持ちが入ってないというか…。A2は絶対にキープしたいですけどね」と〝燃え尽き症候群〟のような状態にあるという。
そんな中、新たな目標も生まれた。今年1月の多摩川で初優出し、2月のとこなめで2回目の優出。次なる目標はVだ。「すごく優勝したいとか、賞金稼ぎたいとか、そういうモチベーションがないんですよね。でも、優勝したらすごくうれしいかもしれないし、勝利の美酒がすごくうまいかもしれないので初優勝を目指してもう1回、気持ちのスイッチ入れてみます」。気持ちが入った時の爆発力は証明済みだけに目が離せない存在だ。












