ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)が12月にWBC同級1位アラン・ピカソと対戦する計画が浮上する中、現役王者が今後の展開を占った。

 ピカソは井上戦の〝前哨戦〟として、7月19日にWBC世界フェザー級23位・亀田京之介(26=TMK)と米ラスベガスで対戦。日本フェザー級王者でWBA世界同級9位の阿部麗也(KG大和)は、YouTubeの「ボクサートリオch」でこの試合について取り上げた。

 阿部はピカソと京之介の一戦について「レベルでいうとピカソの方が一つ上だと思うんですけど、何と言っても京之介選手はガッツがある。そういう意味では、ピカソがどういう気持ちでこの試合に臨むか。(勝負の行方は)分からない部分もあるなと思う」と接戦を予想した。

 京之介は、今年2月にルイス・ネリ(メキシコ)と敵地で対戦してTKO負け。一方で、試合前の挑発行為や乱闘騒動でも注目を集めた。阿部は「前回のネリ戦を見ていてもそうだけど、完全な相手のホームに乗り込んで行ったわけだけど。もう試合前のフェースオフから『来いよ、来いよ』みたいなバチバチでやって〝京之介節〟を出していた。あのへんは、いいっすよね」と京之介の行動に理解を示す。

 その上で「これでもしピカソが負けたりなんかしたら、12月に井上チャンプとやる話が崩れて、京之介選手が急浮上しちゃう」「何があるか分からないのがボクシング。ピカソがあんまり先を見て、足をすくわれてね」と指摘した。