【ニュースシネマパラダイス】どうも! 有村昆です。7月5日に日本で大地震が起きるという予言がアジア各国で広まっているようです。発端は、2021年に出版された、女性漫画家・たつき諒氏の漫画「私が見た未来」です。ここで予知夢とされる地震の内容が描かれているのですが、13日に気象庁長官が会見でデマだと否定する事態になりました。これだけ技術が発達しても、予言や都市伝説などのオカルト話に影響を受けてしまうのは、人としての性(さが)かもしれませんね。
さて、そんなニュースに関連し、今週はオカルト話の一大ジャンルと言っても過言ではない「人形」をテーマとしたミステリー作品「ドールハウス」(13日公開)を紹介します。
今作は事故で亡くした5歳の愛娘そっくりの人形に翻弄される家族の恐怖を描く“ドールミステリー”です。「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」などで知られる矢口史靖監督がメガホンを取りました。
矢口監督といえば前述のようなコメディーが得意な監督なんですよ。それなのに、なぜミステリーに挑戦してるのかと思ったんですけど、実は本作、怖いはずなのに笑ってしまうという不思議な映画なんですね。どういうことかというと、恐怖のシーンって恐怖の演出をギリギリで寸止めしてるから怖いんですよ。そこでやりすぎると、「そんなバカな」って笑えてくるんですよね。矢口監督はおそらくこの笑いをやりたかったのではないかなと僕は感じました。例えば血って怖いですけど、血しぶきがあまりに多すぎるとそれってもうコメディーになっちゃう。恐怖をある種超えることでコメディーに持っていくという高等テクニックが光っています。一方で、油断してるとやっぱり怖いよねっていう描写でまた引き戻してくる。すごく感情をあちらこちらに揺さぶってくれるうまい映画だなと感じました。
人形だと、知らないうちに髪が伸びていた、なんて話がよく怪談になると思います。映画の中でも実際に髪が伸びるんですけども、そこからとんでもないことになるのですが、猛暑にぴったりの作品になっていると思います!
この時代になってもなお人々が翻弄されるのがオカルトの魔力であり、魅力なのかもしれませんね。秀逸な作品でした。ぜひご覧ください。












