立ち技打撃格闘技イベント「RISE」の伊藤隆代表(54)が、29日の興行で3ラウンドTKO負けを喫したYA―MAN(28)の「RIZIN男祭り」(5月4日、東京ドーム)の出場可否について厳しい見通しを語った。

 YA―MANはこの日に東京・両国国技館で、ミゲール・トリンダーデ(ポルトガル)とオープンフィンガーグローブマッチで対戦。約1か月後にRIZINで朝倉未来の対戦相手に浮上していた中、3度のダウンを奪われて敗れた。

 試合後には「ぶっちゃけ自分自身の感じだと体のダメージはない。どうなるかわからないけど、自分としては出られると思っている」と東京ドーム大会への出場意欲を見せた。

 だが、大会後に取材に応じた伊藤代表は「無理でしょ。多分、アゴかなんかがズレているんじゃないですかね。出してあげたい気持ちはあるけど、選手は生ものなので。(今後も)YA―MANはRIZINさんにも出させていただくけど(今回は)タイミングをみた方がいいと思う」との見解を示した。

 その上で、元キックボクサーの伊藤代表は「本人はアドレナリンが出ているから今は痛くないけど、明日、あさって、ものすごく痛くなるので」と力説。「3回ダウンを奪われたというよりも、KO負けじゃないですか。最後の倒れ方も危なかったし、体は大丈夫だけど、アゴがね。アゴがもしかしたらずれているのか、折れているのかわからないけど、検査しなきゃダメですよね」と頭部へのダメージの可能性を強調した。

 今回対戦したミゲールは、昨年12月のRISEとGLORYのフェザー級世界トーナメントで準優勝の強豪選手だった。そのため「YA―MANは負けたけど(選手としての)価値は全然下がってないし、チャレンジしたことが素晴らしかったと思う」と健闘をたたえた。「今後はまたMMA(総合格闘技)に集中すると思うけど、うまいタイミングでまた(RISEに)参戦してもらいたい」とYA―MANに向けて呼びかけていた。