ボクシングの元WBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪氏は、自身が代表を務める「Treasure Boxing Promotion」のユーチューブチャンネルで、WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)を取り上げた。
中谷は2月24日の防衛戦で、ダビド・クエジャル(メキシコ)に3ラウンドTKOで圧勝。伊藤氏は「すごい完璧だよ。誰もかなわないぐらいの位置に来ている」と絶賛する一方で「1、2(ラウンド)、ちょっと不用意じゃないけど、ガードの上から殴られちゃってるところもあった。ちょっと硬かった」と課題を挙げた。
また、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)との夢の対決にも言及。「(中谷は)誰とやってもすごい選手になってるけど、井上尚弥って全部が完璧なんだよ。ネリのダウンもあったけど、それでも他を見渡せば完璧。今、井上尚弥対中谷潤人となったら、7―3か6―4ぐらいで尚弥が有利。五分五分まで持っていくには、ああいう1、2ラウンドの硬さは不安要素になるかな」と指摘した。
一方で、伊藤氏は中谷を指導する名トレーナーのルディ・エルナンデス氏と対話した内容を披露。「ルディと話したけど、俺は『(井上と対戦前に)スーパーバンタムで何戦か、タイトル(戦)じゃないのを挟んだほうがいいと思うよ』と言ったの。『調整試合をして、体をちゃんとスーパーバンタムにフィットさせてからやったほうがいいと思うよ』と。そしたら、ルディは『先(先送り)にしたくない。もういつでもやりたい』って」と明かした。
その上で「なぜなら、先になればなるほど井上尚弥が年も取ってくるし、ピークアウトする可能性がある。でも、今は(井上は)評価として完璧。その時の尚弥に勝ちたいんだって。だから(転級して)ダイレクトでいいんだと」「ルディとしては、いつでもいいと。自信があるプラス、最大の勝利がほしい。後から言い訳がつくような、『あれはこうだったから、井上尚弥が負けたんだよ』という言葉が、全く出ないようにしたいというのは言ってたね」と名参謀の狙いを解説した。













