ボクシング2大世界戦が24日、東京・有明アリーナで行われ、セミファイナルの58・9キロ契約10回戦で、WBOアジアパシフィック・バンタム級王者・那須川天心(26=帝拳)が、元WBO世界同級王者ジェーソン・モロニー(34=帝拳)に3―0の判定で勝利。デビュー6連勝、キックボクシングと総合格闘技を含めて53連勝とした。
自身にとって過去最強の相手と言える元世界王者を迎え撃った那須川。序盤から持ち前のスピードを生かしながら右ジャブを効果的に使い、ガードを固めて前に出るモロニーを懐に入らせず、優位に試合を進めた。
6回、モロニーの右ストレートを浴びて尻もちをつきそうになったが、7回に強烈な右アッパーをヒットさせてペースを取り戻す。その後はアッパー、ボディーなどを突き刺し、大きく体を左右に揺さぶるトリッキーな動きも見せながら相手の前進をしのいだ。最終10回は攻撃の手を強めた相手と激しく打ち合ってゴング。最大6点差をつけて白星を手にした。
真価が問われる戦いに勝利したことで、陣営が早ければ次々戦、年内を想定する世界挑戦に大きく近づいたといえる。リングサイドで観戦した同じキックボクシング出身のWBO世界同級王者・武居由樹(大橋)にも同レベルにあることを見せつける勝利だった。
試合後には「モロニー選手、予想通りめちゃくちゃ強くて初めて効かされた。初めて打ち合いをして、ちょっと男になれたかな。(自分の)可能性は見せられたと思う」と手応えを口にした。












