スペイン1部レアル・ソシエダードに所属する日本代表MF久保建英(23)の〝古巣復帰〟は見送りとなりそうだ。

 久保の契約元だった同1部レアル・マドリードは今季新加入したフランス代表FWキリアン・エムバペがチームにフィットできず、好パフォーマンスを発揮できないことやケガ人が続出したことで低空飛行。欧州チャンピオンズリーグ(CL)でも敗退の危機に直面している。そこでかつて所属した久保の再獲得を検討していると地元メディアで報じられていた。

 そんな中、スペイン紙「マルカ」によると、カルロ・アンチェロッティ監督はトルコ代表MFアルダ・ギュレル(19)とブラジル代表MFエンドリッキ(18)を来年1月にも〝武者修行〟のため、他クラブにレンタルする方針を撤回したという。指揮官は「ギュレルが残るのと同じようにエンドリッキもここに残る。彼らにはもっと出場時間が必要かもしれないが、私は各試合でベストを尽くすことだけを心がけている。私は若者に対する偏見は持っていない」と語った。

 Rマドリードは攻撃陣の再強化策として久保をリストアップ。特に移籍金が半額で済むことなど多くのメリットがあったが、アンチェロッティ監督が次世代エース候補2人の残留を表明したことで、攻撃陣の戦力補強は見送られる公算だ。ただ守備的MFやDF陣を補強する可能性は残っているとみられる。

 久保をめぐってはイングランドのリバプールやアーセナル、ニューカッスルが獲得への興味を示し、スペイン1部アトレチコ・マドリード、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンからの関心も伝えられている。そんな中でRマドリードの〝撤退〟が久保の去就にも影響を与えそうだ。