韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が45年ぶりに出した「非常戒厳」は、国会の解除要求を受け入れ、約6時間で解除された。国が混乱に陥っただけだった。専門家は、金正恩総書記が韓国の非常戒厳に大喜びしていると主張している。英紙サンが4日、報じた。
北朝鮮の指導部に関する研究と分析を行っている「北朝鮮リーダーシップ・ウオッチ」の代表兼創設者マイケル・マッデン氏は「この混乱は独裁者へのプレゼントだ」と語った。
金氏は今後、国営メディアを通じて国民に韓国の混乱を訴え、金一族による統治が民主主義よりも優れていると主張するとみられる。
マッデン氏は「今、金氏が言っているのは『まあ、これは退廃的で腐敗した資本主義文化だ…だから、なぜそこに行くんだ? ここでは飢えているかもしれないが、私たちは安定している』ということだ。尹氏の非常戒厳の宣言と失敗は、金氏と北朝鮮の広報宣伝に対するプレゼントだ。独裁国家の平壌はソウルよりも政治的に安定しているように見えるようになった」と指摘する。
金氏が「韓国は信用できない」と主張する可能性もあるため、両国間の外交にも影響を及ぼす可能性がある。
マッデン氏は「北朝鮮が今できることは、韓国が非常戒厳を宣言し、失敗したという事実を指摘することであり、基本的に韓国の政治文化に高度な機能不全があることを強調することだ。これは金氏と北朝鮮のエリート層にとって、ある意味『見つけた金』なのかもしれない。なぜなら、彼らがすべきことは『これは混沌とした機能不全の政治環境なのに、なぜまず彼らと話をしなければならないのか』と指摘することだけだからだ」と述べた。
金氏はこの非常戒厳についてまだコメントしておらず、国営メディアも何が起こったかについては触れていない。
しかし、金氏が西側諸国に対してますます攻撃的な態度を取り、ロシアとウクライナの戦争に1万人の兵士を派遣していることから、今後、金氏が利用する可能性もある。












