100%日本産ブドウを使用した日本ワインの人気が止まらない。国分グループの日本ワイン担当の勝章人氏によると、「この10年で国内のワイナリーは約1・5倍に増え、栽培するブドウの品質も向上している」という。海外での評価も高く、“お酒のオリンピック”と呼ばれるインターナショナル・ワイン・チャレンジにおいて、金賞を受賞するワイナリーも出てきた。
日本ワインの4大産地といえば、山梨、長野、山形、北海道。かつては山梨がトップだったが、ここにきて北海道が注目されている。北海道以外の産地は、温暖化やゲリラ豪雨といった気象の変化によって、原料となるブドウがダメージを受けることが多い。一方、北海道は雨も少なく、気象の影響を受けにくいため、高品質のワインを安定供給できる。日本での栽培が難しいとされていた品種ピノ・ノワール(赤ワイン用)も栽培量が増え、今や全国の生産量の半分以上を北海道が占めている。今後、ますます目が離せなくなりそうだ。
さて、ワインといえば多種あるが、勝氏は「白ワインをぜひ飲んで欲しい」と話す。かつての日本ワインと言えば甘口のイメージだったが、今は辛口が主流。海外ワインのような鋭角な酸味ではなく、丸みを帯びた酸味が特徴で、飲み疲れしないのも魅力だ。和食、それも私たちが日常的に食べている煮物にも難なく沿うのもいい。今の季節ならハモの梅肉和え、とうもろこしの天ぷらなどに合わせたい。
勝氏はまた、「スパークリングワインのクオリティーも上がっている」という。10年前に比べ、炭酸ガスを自然に発生させる瓶内二次発酵の技術向上や、炭酸ガスを後から充填させる機材も良くなったのが品質向上の理由の1つ。泡好きにとっては嬉しいニュースだ。
実際、展示会や試飲会で日本ワインを飲んでみた。テイスティングのはずだったが、うっかり(?)飲んでしまい、気づけばボトル半分近くの量を空けていた。「仕事を忘れさせるくらいおいしい」ということでまとめておこう。













