体操男子団体決勝で日本に及ばず銀メダルとなった中国のエース張博恒が、失敗した後輩をかばった。
 
 試合では、最終種目の鉄棒で中国2番手で登場した蘇煒徳がまさかの2度落下。最後に演技したエースの張は14・733点をマークしたが日本に及ばず。日本が2大会ぶりに金メダルを獲得し、中国は銀メダルとなった。

 正メンバーが負傷したことから、補欠から急きょメンバー入りしたが失敗し〝戦犯〟となってしまった蘇は、「チームメートに申し訳なかった」と謝罪。しかし、中国国内では蘇に対する非難が殺到した。

 そんな中、チームを引っ張るエースの張は蘇をかばった。中国メディア「捜狐」などによると、張は試合後、「大会での失敗は間違いなく個人的な問題ではないと思う。まず我々に過失があった。大会中に彼に精神的な安らぎをタイムリーに与えることができなかった」とリラックスさせられなかったと反省。

「戻って全員を落ち着かせる必要があります。まずは良い気分で過ごしましょう。この後も試合があり、誰もが休むことができるわけではない。ネット上の皆さんも私たちを応援し、励ましてくれると思います。早くこの感情から抜け出させてくれると思うので、先に皆さんに感謝したいと思います」と語った。

 エースの張は演技前後に日本のエース橋本大輝と抱擁を交わし、失敗した蘇を励ます様子が日本でも話題となったが、個人総合でも注目を集めそうだ。