【ニュースシネマパラダイス】どうも! 有村昆です。ドジャース大谷翔平選手の元通訳・水原一平さんの違法賭博問題は世界中に大きな衝撃を与えましたね。水原さんは違法ブックメーカーに借金があり、少なくとも6億8000万円を大谷選手の口座から送金したとされています。大リーグも開幕したばかりですから、野球に本当に集中できる状況がいち早く訪れることを願うばかりですね。
さて、今回は2019年に公開された、香取慎吾さん主演の映画「凪待ち」を紹介します。
本作は、ギャンブルから足を洗い、恋人の故郷の宮城県石巻市に移住した男が主人公。定職も見つけ生活が軌道に乗り始めたところで、またしてもギャンブルに傾倒。恋人の死も影響し、どんどんと落ちぶれていくという、ギャンブル依存症の男の喪失と再生を描きま
す。
映画を見ると、やはりギャンブル依存症は病気なんだなと感じます。ギャンブル依存症で犯罪に手を染める方も、普通のいい人ではあると思うんですよね。主人公は恋人のへそくり取っちゃったり、大切なお金を賭けに使ったり、危ないところからお金を借りたりと、もちろんダメなやつではあるんですけど、どこか憎めなくて。だからみんななんだかんだお金を貸してあげちゃうんですよね。水原さんもきっとそうで、通訳というスキルもお持ちですし、人柄も良い方だとは思うんです。ただ、そこがギャンブルの恐ろしいところといいますか。映画でもギャンブルをするときに画面が回転して目つきが変わるという演出があるんです。きっと、なにか変なスイッチが入ってしまうんでしょうね。
最初は本当に常識的な額だったんじゃないでしょうか。それがどんどんまひしていって6億8000万円にまで膨らんでしまった。それを想像すると、香取さんが熱演した主人公と重なり、見ていてとても苦しいです。依存症は病気なので、周りのサポートもそうですし、治療のできる施設もありますから、とにかく治していく努力を始めることが大事ですね。
ギャンブル依存症は巨額のお金を溶かしてしまう、だれもが陥る可能性のある身近な恐怖です。そういった恐怖をエンターテインメントを通じてまずは知ってほしい。明日は我が身という言葉もありますし、一つの参考例としてこの映画は多くの方に見ていただきたいなと思います。












