「公益社団法人落語芸術協会 真打昇進披露記者会見」が29日、都内で行われ、5月から真打に昇進する雲龍亭雨花、山遊亭金太郎、松林伯知の3人がお披露目された。

 世界初となる〝シングルマザー入門〟を果たして以来、子育てと並行しながら真打に昇進した雨花は、名前のイメージについて「紫陽花(アジサイ)」と明かすと「お花がたくさん咲くように、みなさまの笑顔がほころぶような落語家になりたい」と意気込んだ。

 金太郎は、19年に他界した師匠を襲名。四代目として飛躍を遂げる。正しくは〝山〟遊亭だが、〝三〟遊亭と間違われることが多いそうで「山遊び亭をご存じない方が多いんです。どんな現場に行っても、漢数字の『三』で控室に名前が書いてあったりするんです。それが悔しくてですね。もっとぼくが頑張って、会場の方に『漢数字の三かな、山かな?』って考えてもらえるように山遊び亭で育っていきたい」と力強く語った。

 自身を何度もヲタクと称した〝歴女〟の伯知は「初代の伯知は幕末、特に新撰組の講談を最初に作っていた。私も新撰組の研究をしていた関係で、伯知の新撰組の復刻と、プラスで研究が進んだ分で新しく分かった事実がたくさんありますので、そこも盛り込んだ講談を作っていって連続モノとして後世に残していけたら」と目標を定めた。

 この日は雨花、伯知と2人の女性が登壇。会長の春風亭昇太は「今の講談界は女性の方が多いくらい。女性中心で動いている部分もあるから、女性だから、女流だからっていう気持ちを持たずに自由にやってもらえたら」と見守った。