食品添加物は、できれば避けたいものだ。だが、100%避けるのは現実には不可能。では、どうすべきか。専門家に「これだけは避けるといい」という注意すべき添加物を聞いた。

【「無添加」でも安心はできない】

 食品添加物は食品を加工したり保存したり味をつけたりするときに使う調味料、保存料、着色料などのことだ。法的には安全性、有効性を科学的に評価して厚生労働大臣が認めたものだけが使用できることになっているのだが、現実に添加物の中には発がん性を指摘されたり、アレルギーを起こしたり、腸内細菌に悪影響を与えるなど長期的な健康リスクになるものがある。このため食品添加物は「からだに悪いもの」というイメージを持たれ、できる限り摂取しないようにしたいと思っている人が多い。

 しかし「現代社会においては食品添加物をまったく避けることは不可能です。添加物を避けようとして『無添加』と書いてある商品を選ぶようにしている人もいますが、決して安心できません。抜け穴が多いからです」と指摘するのは「ワースト添加物 これだけは避けたい人気食品の見分け方」という著書のあるナチュラル&ミネラル食品アドバイザー協会の中戸川貢代表理事だ。

「無添加」というのは、指定された添加物を使っていないということだ。したがって、食品添加物であるのに添加物と指定されていないために食品扱いされているようなものを使っている場合でも「無添加」とされる。つまり「無添加」と表示されている商品には、本当に無添加のものもあれば食品扱いの添加物が使われているものもある。食品表示を見ても、記載が省略されていたりして、それだけではわからないことも多いという。そこで中戸川氏は「添加物をすべて避けようとしても無理ですから、これだけは避けるべきものを覚えておきましょう」とアドバイスする。

【避けたい6つの人工甘味料】

 中でも、特にこれだけは避けてほしい添加物のワースト・トップは人工甘味料だという。人工甘味料は、いわゆるカロリーオフ食品などの健康食品によく使用されている。カロリーオフ食品といえば、健康のために糖類を避けたりメタボを改善したいなど健康を意識している人に選ばれることが多い。ところが、人工甘味料を使えば摂取カロリーは低減できるが、腸内細菌の働きを妨げたり、食後の血糖値を下げにくくする可能性があることが判明したほか、最近では発がん性の疑いも指摘されている。

「健康志向の人はよくカロリーオフやゼロカロリーの飲料を選んだりするのですが、そこで使われている人工甘味料は、痩せたい人や糖尿病の人が飲むと逆効果という論文がたくさん出ています」(中戸川氏)とのこと。健康を意識している人は驚くかもしれない。

 食品メーカーは、糖類を使うより安価に甘くできるため人工甘味料をさまざまな食品に使用しているそうだ。特に人工甘味料のアスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK、サッカリン、ネオテーム、アドバンテームの6つは要注意。覚えておきたいものだ。

 次回は、人工甘味料以外の注意すべきものと、その対処策を尋ねる。