上川陽子外相が自民党の麻生太郎副総裁から容姿や年齢をあげつらった発言を受け〝ポスト岸田〟として党内で話題を集めている。

 岸田文雄首相は5日の衆院予算委員会で、麻生氏が上川氏の容姿を「そんなに美しい方とは言わない」と発言し、その後に撤回したことに「発言は撤回された。その上で性別や立場を問わず、年齢や容姿をやゆする、相手を不快にさせる、こうしたことはあってはならない、慎むべきだと私は考えます」とした。

 立憲民主党の石川香織衆院議員は麻生氏の発言について「残念ながら国益を害する行為だった。不適切だったと言うべきだ」と追及。しかし、岸田首相は「私の思いを申し上げている」と話すにとどめた。

 このやり取りを大臣席で聞いていた上川外相は、今回の騒動を受けて最新のマスコミ世論調査などで人気が急上昇。〝ポスト岸田〟として上位にランクインした。

「上川氏はTBSの今月の世論調査結果で石破茂氏、小泉進次郎氏に次いで支持を集めたので驚きました。麻生氏の『おばさん』発言に対して抗議しなかったことが、逆に好感が持たれて『次の総理にはふさわしい』と受け止められた可能性があります」(同党関係者)

 同党は裏金事件をめぐる事件で派閥が解消されたことで、今年9月に任期満了を迎える総裁選挙の行方がまったく不透明な状況だ。

「党内では岸田首相が再選を目指すのではないかとの観測が持たれていますが、どうなるのかわかりません。だが、麻生氏の発言が上川氏の存在を際立たせて(ポスト岸田に)アシストした格好でしょう」と前出の同関係者は語った。

 同党が再生に向けた総裁選で日本初の〝女性首相〟誕生はあるのか。