ボクシング亀田3兄弟の長男で元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏がファウンダーを務める興行「3150FIGHT VOL.8」(3月31日、名古屋国際会議場イベントホール)の会見が25日、都内で行われ、亀田兄弟の三男でIBF世界フェザー級6位の和毅(TMK=32)が同級2位レラト・ドラミニ(南アフリカ=29)と対戦すると発表した。和毅は昨年10月の試合で敗れてから、ダイレクトリマッチとなる。

〝泣きの一回〟で組んでもらったリベンジ戦だ。前回の和毅は接戦を演じるも手数が及ばず、左ボディーでダウンを奪ったかに見えた場面がスリップと判定される不運もあって1―2の判定負け。会見では「負けたら引退。それは当たり前ですわ。あの相手に2回負けたら世界はまずない。負けないですけどね」と、進退をかけて臨むことを宣言した。

 興毅氏は、前の試合後に元2階級制覇王者で次男の大毅氏とともに和毅に引退勧告したことを告白。和毅の再戦希望を聞き、「和毅のスタイル、ああいう戦い方するんやったらボクシングやめた方がいい。ぼろが出るだけ。いい結果も残したし、第2の人生行けや」などと声をかけたという。

 それでも和毅の「もう一回」という思いは変わらず。「和毅に何が足りないかというと、最終的にはメンタル的なところ」と指摘し、「精神的な柱になってほしい」と、3兄弟を育成した父・史郎氏の指導を再び受けさせることを条件に再戦を認めたと説明した。

 そして、興毅氏が「引退せえへんかったらどうすんねんというのはあると思う。ここで覚悟を示してもらいたい」と促すと、和毅は「次は、アイツ変わったな、というような試合をしたい。倒されるならKO負け、勝つならKO勝ち。そういう気持ちですね」と反応。「負けたら引退」と書かれた紙に血判のように赤い拇印を押して覚悟を示した。

 03年12月に興毅氏がプロデビューしてから約20年。亀田劇場の終幕となるのか。