SNSですしトラブルが話題だ。19日夜、ある「X」(旧ツイッター)アカウントが東京都港区南麻布のすし店で「大将になぐられかけた」と公表。添付された画像は怒りをあらわにする男性の姿が写るインパクトのあるものだったため拡散された。SNSでは客が悪いのか大将が悪いのかとカンカンガクガクの議論となった。

 日比谷線広尾駅から徒歩数分のところに渦中の「鮨よし田」はあった。完全予約制で席は少なく、1日2部制。1人5万円ほどのすし屋で、庶民が気軽に行ける店ではなさそうだ。

 トラブルを明かしたアカウントは女性によるものと思われ、男性と「同伴」で利用。大将がほかの客からもらったというワインを女性の目の前に置いたので、女性は二日酔いを理由に別の場所に置くように頼んだところトラブルに発展したという。

 その際に女性が「こんなお鮨屋さん初めて」と言ったことから「殴りかけられました」と説明した。確かに添付された画像の大将は怒りの表情。カウンター越しなので実際に殴りかかれる距離ではないが、弟子とみられる男性が必死に止めるほどの怒りようだったことは伝わってくる。女性は「これから行かれる方に同じ嫌な思いにあって欲しくない」から投稿したとつづっている。

 画像にインパクトがあったためSNSで炎上状態となった。その後、実際に同店に行き、大将に話を聞いたと主張する投稿も現れた。その投稿によると、トラブルになった女性と同伴の男性は店内で写真や動画の撮影をしていたため店が注意をするなど、トラブルの予兆もあったようだ。

 お互いに言い分はあるようだが、SNSでは当事者たちを離れて大きな話題となった。ある人は「今度食べに行こう」と〝食べて応援〟すると宣言し、また別の人は「温厚な人」と大将の人柄からは想像できないと擁護した。

 また、告発した女性が「港区女子」だということで、港区女子批判も巻き起こった。港区女子とは六本木や麻布などで飲み歩く女性たちのこと。多くの場合、お金を出すのは相手をする男性だ。

 港区女子を知る男性は「私が会った港区女子は実際は別の区に住んでいて、夜な夜な港区に行くという女性でした。高い店をおごらないといけないのでお金がかかるんですよ」と明かした。

 今回のトラブルは店内における動画・写真撮影のルール無視が発端だとSNSで指摘されている。「高級な店には店内撮影禁止のところも多いですよ。禁止にすることで撮影を望むような客層を排除できるメリットがあります。トラブルを減らすには撮影禁止がいいでしょう」(同)

 撮影可能なら撮影希望の人たちの来店が期待できるメリットはあるが…。「そもそも撮影OKといっても料理を撮影していいだけで、ほかのお客さんが写るような撮影はどこもNGのはずです。最近は港区女子とかパパ活で高級店にいろんな人が出入りしているのかもしれませんね」(同)

 果たして大将はどう思っているのか。22日、鮨よし田を訪ねると大将は「今は何も話すことはありませんので…」と言葉少なに話すのみだった。